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ヒルシ、敢闘する(その2)。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第12ステージ、今大会最長の218km。4級→4級→3級→2級(ボーナスタイム・ポイント)と越え、さらにゴールまで25km細かくアップダウンが続くコース。

 レース後半、3級の登りでサンウェブが動く。まずはティシュ・ベノートとセーアン・クラーウアナスンが抜け出し、これに売り出し中のヒルシが加わって3名態勢に。そして2級山岳の登り、28km地点でヒルシが単独アタック! 山頂通過時点でアラフィリップら追走集団とのタイム差は40秒、プロトンとは2分差。第2ステージ2位、第9ステージ3位で悔しかった22歳に巡ってきた3度目のチャンス。逃げ切れたらすごいけど、まさかな? とこのときは、世界中が思っていたのだ。

 峠の下りをフルガスで攻めるヒルシ、一世一代のダウンヒル。平坦区間のTTポジションも堂に入って、追走とのタイム差は縮まるどころか開き気味で推移。しびれを切らしたアラフィリップが何度となく抜け出しを試みるが、その都度サンウェブの先輩がじわーっと詰めて残りの追走メンバーをチギれさせない援護射撃。そのまま単独で走り切り、ついに成し遂げた区間優勝、グランツール初出場にしてこれがプロ初勝利。52秒遅れて3位で入線してきたクラーウアナスンの小さなガッツポーズにも涙。


●それにしても、イネオス・グレナディア(←車両のこと)はいくらなんでもカッコ悪すぎる!

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