SSブログ

超人ファンアールト。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第18ステージ、1級→3級→2級→1級から超級山岳プラトー・デ・グリエール(ボーナスタイム・ポイント)を越え、30km下り基調でゴール。

 20人程度の逃げ集団からさらに先行した5名はカラパス、クヴィアトコウスキー、ビルバオ(バーレーン・マクラーレン)、ヒルシ、エデ(コフィディス)。3つ目の山岳まですべて先頭で通過したヒルシだが、2級の下りで落車! すぐにリスタートしたが、内側に入ってしまった左のブラケットを拳で叩いて戻そうとする、走りながらそれはヤーメーロー!! ←さすがに直らないので、諦めてクラウチングポジションをとり全速で峠を下る、画面に表示された速度は90km …こいつはマトモじゃない。結局さいごまで追いつくことはなかったが、今大会3度目の敢闘賞を受賞。

 このステージ、見事逃げ切ったのはイネオスの2人。クヴィアトが引くかたちで1級と超級をカラパスに獲らせ、山岳ジャージを確定。ゴールまで残り30kmを並走、肩を組んでゴールラインを通過した。区間優勝はクヴィアト、意外にもこれがグランツール初優勝。

 この日のファンアールトはひと際すごかった。超級でメイン集団を引き倒し、山頂手前で仕事を終えたはずだった… が、山岳ポイント通過直後の未舗装区間でパンクして遅れたリッチーに、同じく引き終わったデュムランとともに合流。プロトンに戻りたいリッチーだけがこのグループを引くのかと思ったら、「アシストに戻れ」の指示でユンボの2人も回る! 残り10km、リッチーとデュムランが集団復帰するタイミングでチギれたものの残り4km、パワージェルを吸いながら単独で戻ってきたシーンには鳥肌が立った。最後はメイン集団のゴールスプリントを先頭で制し、ステージ3位のボーナスポイントを消す超人ぶり。

 総合は、超級で遅れたイェーツとウランが2つずつ順位を落として7位と8位に。ログリッチェがリーダージャージをキープ、2位:ポガチャル(57秒)、3位:ミゲルアンヘル・ロペス(1分27秒)4位:リッチー・ポート(3分6秒)、5位:ランダ(3分28秒)、6位:マス(4分19秒)。


●「本日のクス」、超級の登りで「SEPP」のロードペイント発見! 山頂手前でのマスのアタックを潰しに行く、今日も涼しい走り

●ヒルシはバイク交換することなく、曲がったブラケットのまま完走。こいつは間違いなくマトモじゃない

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感