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ヘント・ウェヴェルヘム、とてつもない横風。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 第77回ヘント・ウェヴェルヘム、残り6㎞地点で6人の先頭集団から単独アタックしたルカ・パオリーニ(カチューシャ)が逃げ切りを決めて勝利。先週、クリストフのために職人芸の引きを見せたパオリーニ、今週は自らビッグタイトルをたぐり寄せるとは、自転車の神は見ているんだと思われてならない。

 今大会は、とてつもない横風が選手達を苦しめた。中継開始直後の130㎞地点、横風でエシュロンが5つ6つでき、その後ろにチギれた選手がバラバラいるという見たことのない展開。

 残り57㎞地点、単独先頭ルーランツ(ロット・ソウダル)の1分後ろに6人の追走集団、メンバーはゲラント・トーマス、パオリーニ、デブシェール(ロット・ソウダル)、セプ・ヴァンマルケ(ロット・ユンボ)、ヴァンデンヴェルフ(エティクス・クイックステップ)、ダニエル・オス(BMC)。と、突風でゲラント・トーマスが路肩にまで飛ばされて落車するだなんて、これほどの風が吹くとはさすが自転車王国ベルギーは違う(?)。

 残り39㎞地点、本日2回目のケンメルベルグの上り、沿道の観客は手拍子でルーランツ・コール! 2分遅れでやってきた追走集団だが、いつのまにか1人増えているのはテルプストラ、昨年のパリ〜ルーベ勝者!

 ↑ののちルーランツが吸収されて先頭8人、そこからルーランツとダニエル・オスがチギれて第一段落に戻るという展開。テルプストラやファンマルケのような優勝候補がいても、クイックステップが2名いても、お見合いして追いが甘くなってパオリーニを逃がしてしまうんだから、ホント自転車レースって面白い。

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