ボン・ジョヴィ＠東京ドーム公演。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　昨日のボン・ジョヴィ＠東京ドーム公演、アリーナの一番前だが左端のブロックと席は最悪なので期待しないで出かけたのだが、←とは違う意味でがっかり。

　２曲目「Raise Your Hands」を歌うジョンが明らかにおかしい、高域が全く出ない。体調でも悪いのだろうか、この時は「がんばれジョン！」と応援する気持ちでいたのだが…　以降、どの曲も三度下を歌ってごまかし、サビは客に振る、これでは正直なところネーカーを取ってはいけないレベル。「Bad Medicine」で本編が終わったときには、もうこれで帰ろうかと思ったほど（←さすがに妻に止められた）。

　アンコール２曲目のイントロでは、これをやってくれるんだ！とジーンときたものの、サビの ”Blood on Blo〜〜〜od” が出ないんじゃなぁ。なんとか歌い終わった次の「I’ll be There for You」はもう、代わりに歌ってやりたいほどのデキ。オーラスの「Livin’ on a Prayer」はサビをぜんぶ客に歌わせて終了。

　ピッチャーで言えば「置きに行っている」歌唱、爆発しない歌い手に扇動されるわけはなく終始覚めたままで、ロックコンサートに行った爽快感は皆無。長年のファンにして初めて行った公演がこれとは、たまたま調子が悪かったのか？　しかし帰宅してYouTubeで、今年ロックの殿堂入りした際の映像を見て納得。こんな名誉のステージなのにじつに最低のパフォーマンス、ということはもう、ジョンは歌えなくなってるんだな。

　その他、気づきの点

●正式メンバーにしてもらったらしいギターのフィル・Ｘ、なんとか自分のオリジナリティも出そうとしているが器じゃない。それ以上やりようがない完成度であるので、昔の曲のソロは完コピでいいし、合いの手に入れるボーカルもリッチーに遠く及ばない

●代替人員に２名を要する男、いなくなってみて改めてリッチーのすごさがよくわかる

●そのサポートギターのジョン・シャンクスがスティーヴ・ルカサーにそっくりで気が散る！ （←プレイでなく見た目が）