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脚質不問の緑ジャージ。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 超級山岳オタカムの登坂はゴールまで5km地点、今大会最大の勝負どころでレース先頭は3名。後世の人々は信じないかもしれない、その並びがマイヨ・ヴェール、マイヨ・ジョーヌ、マイヨ・ブランであったことを。


 ツール・ド・フランス第18ステージ、超級:オービスク→1級:スパンデル→超級:オタカムの山頂ゴール。スパンデルの上りでポガチャルのアタック×5回、すべてに対応してヴィンゲゴー離れない。その下り、変速時になにかがひっかかったのか、後輪がハネたヴィンゲゴーあわやのシーンあり。直後に今度はポガチャル、左コーナーをオーバーランして落車! リスタートするライバルを待つマイヨ・ジョーヌ、追いついて握手を求めるマイヨ・ブラン、これぞロードレース。

 最後のオタカムの上り口、逃げはワウト・ファンアールト、ダニエル・マルティネス(イネオス)、ティボー・ピノーの3名、タイム差2分。審判車にマクロン大統領が乗っているからか、ステージ優勝を目指し積極的な加速を見せるピノーだがこれは保たず。驚いたのは残り5km手前、セップ・クスが引くメイン集団が逃げに追いつくと、ワウトに一声掛けてクスのほうが仕事を終える… ええ〜、そうなるの?! で1段落目の構図に。

 さらに驚いたのは↑の直後、ペースを上げたワウトの引きにポガチャルついていけなーい! 3連覇がかかるディフェンディング・チャンピオンを超級山岳でチギッたのはクスでもヴィンゲゴーでもなく、緑ジャージを着た脚質不問のベルギー人選手だったことは一生忘れない。ゴールまで残り4kmを独走してヴィンゲゴーが区間優勝、ポガチャルは1分4秒遅れて2位フィニッシュ。そしてワウトが2分10秒遅れの3位入線とは恐るべし、ゴールライン上でガッツポーズとともに吠えたのはアツかった! 総合はヴィンゲゴー以下、2位:ポガチャル(+3分26秒)、3位:ゲラント・トーマス(+8分)、4位のゴデュは11分以上。

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