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映画「湿地」。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 先般休肝日をした夜、ヒマつぶしにAmazon Prime Videoで「湿地」を見た。アーナルデュル・インドリダソンの原作は素晴らしかったが、映画でもアイスランドの暗さが見事に描かれている。レイキャビクで起きる殺人事件が題材だが、これが首都なの?というほどに繁華っていないのは、調べたところ人口がわずか12万人と、サイタマの田舎の当市よりも少ないのである。

 主人公の刑事が住んでいる団地は日本のととても似ているショボさで物悲しさ満点、捜査のため古いディスカバリーで街を出ると、森林限界にあたる気候と聞いたことがあるが樹木がまったく生えていない荒涼とした土地、海岸線には大荒れの日本海のような波が打ちつけている。

 ドライブスルーで「羊の頭をくれ」と言って買って帰り、調書を読みながら食べるそれは縦半分に割ったまさに羊の頭、茹でてある模様で全体は濃い灰色。これをポケットナイフで、まず目玉をえぐって食べるシーンはもうヤメてくれと。殺人事件の筋も救いようのない話で、ひたすら陰々滅々とヤラれる秀作、必見である。


 なお、口直しで次に見たジェイソン・ステイサム主演の「アドレナリン」。あまりにくだらないので途中でヤメたのはともかく、コンビニエンス・ストア襲撃のシーンで、店の隅に積まれていた段ボールに「LIPOVITAN」と書いてあるのを発見。あとで見にいった大正製薬のHP「世界のリポビタン」のページによるとアメリカでは1982年発売開始、「移民の多いカリフォルニア州で、ヒスパニック系の人々を中心に愛飲されています」とのこと。なるほど、映画の舞台はロサンゼルスだった。

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