ノルディック ≠ 自転車ロードレース。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　北京冬季オリンピック、夕べのノルディック複合男子個人、前半のジャンプを終わって１位：山本涼太、９位タイ：渡部暁斗。２位のグライデラー（オーストリア）に３８秒差をつけてスタートした山本くんだが、その単独逃げも１周目であっという間に吸収される。しばらくの間は、前半のジャンプ４位までの選手と４人で走っていたもののここからもチギれ、それではあとから来る渡部を少しでも引いてやるのかと思いきや、その仕事もまったくできずにズブズブになる。

　先頭集団はグライデラーと、ドイツのシュミットとルゼックの３名。２対１なんだから、セオリーでは優勝候補でないほうがアタックし、グライデラーに追わせて脚を削る。グライデラーが様子を見るようならアシストがそのまま逃げ切ってもよしだが…　仕掛けたのは実績のあるルゼックのほうなのかよ！

　しかもアタックのキレは今ひとつ、３人一団のまま迎えた最終局面、追走集団からぐんぐんぐんぐん加速してきたガイガー（ドイツだ！）がまとめてかわして優勝ってなんじゃいソレは！　この選手、前半のジャンプは１１位で１分２６秒遅れからの大逆転、個人種目ではＷ杯・五輪とおして初のメダルが金とは恐れ入る。


　結論：この競技は自転車ロードレースとはぜんぜん違う