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「探偵はBARにいる」とデフレ経済。

 夕べも今朝も頭痛なし。
 
 昨日特定検診が終わったその足で、映画「探偵はBARにいる」を見に行った。ススキノの<俺>は「探偵」ではなく便利屋なのであり、<俺>は運転免許と携帯電話だけでなく腕時計も持たないという大前提が崩されているが、それはそれとしてよくぞここまで作り込んだなと、素晴らしい!というのが最初の感想。原作の、多少込み入ったスジをほぼトレースできているし、なにより2011年冬のススキノを見事に切り取っていて、この街を知っている者にとってはたいへん魅力的な映画に仕上がっている。<俺>はうまく名前を出さないことに成功しているが、スポーツバーで殴られた<俺>を探しにきた高田が「探偵!」と呼んだのには笑った。
 
 それにしても、コンドウキョウコからの依頼料が、原作どおり「10万円」であるのがまったく違和感がないのは… 我が国経済がいかにデフレであるかを物語っていることよ。

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