ものごとはタイミング。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　毎日、夕方の時間は忙しい。ローラー踏んでシャワーを浴び、夕食を作って食べさせて、塾に行く長女を駅まで送るので精一杯。しかし本日は、昼で学校から帰ってきた長女が「早めに塾に行って、自習室で予習する」と午後イチで出かけた。今日は下の子たちの習い事もないし、夕食はゆっくりのスタートでいい。久しぶりに、そんな余裕の気持ちでローラーを踏んで、委中に「せんねん灸」をしながらホッとしていたところにやって来たのだ、馴染みのデパートの担当者と時計屋さんのコンビが。しかも持ってきたのが、妻がかねてから「いつかは欲しいな」と言っていたフランク・ミュラー、レディースモデルを各種取り揃えて（！）。いつもは玄関先でちょっと見せてもらうだけなのだが、今日はたまたま午前中に居間をかたづけて掃除機をかけたところ。じゃ、まぁお上がり頂いて、ゆっくり拝見することに。

　たかだか３０年しか歴史のないメーカーだし、（日本では）芸能人やスポーツ選手がちゃらちゃらしている印象が強いしということで、自分は同ブランドには少々懐疑的だったのだが、先方が語ってくれたフランク・ミュラー氏の伝説的エピソードの数々にむしろ感動。現役にしてレジェンドなあたりは、クルマの世界でいえばジョルジェット・ジウジアーロ大先生に通じるものがあるな…　などと考えていたところ、妻が「これがすごく気に入った」と言ったのがトノウ・カーベックスのシルバー文字盤、ステンレスブレスレットの一番オーソドックスなやつ。オオ〜これなら、と思い「じゃこれ…　お願いします」と言ったらば、先方２人が「エッ！」と同時に椅子から２㎝くらい飛び上がったのに笑った。すべからく、ものごとはタイミング。タイミングがばっちり合えば、こんな展開にもなりますよ。