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REGA「Planar 3」。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 伊勢丹メンズのあと池袋に移動して、大規模電気店のオーディオコーナーに行った。目当てのテクニクスSL-1200GRが展示してあったので、近くの店員に「あのー、これください」と言った。いいですか、「これ、どうですかね」と聞いたのではなく、きっぱりと「これください」と言ったのにだ。

 するとそのおじさん、「あー、コレですね」「昔のテクニスクスのプレーヤーからすると、価値としてはまぁこの半額のグレードですね」と。「造るのヤメたときに、金型をぜんぶよそに売っちゃったんですよ。だからこのたびの復活にあたって、型をイチから作ったせいで値段が高くなっちゃったんですよね」

 裏拳でシャーシをコツコツ叩きながら「ここんとこもこんなかんじでカチカチですから、音も硬いですよ。アナログの柔らかい音を求めてらっしゃるなら、オススメはしません」。さらに裏拳でアクリルカバーをコツコツ叩きながら「カバーも安っぽいですし、アームや、このへんのツマミもなんだか… レコードプレーヤーってのは本来もっとシンプルでいいんであってね」

 いったいこの店員、売る気があるのかないのか、いずれにしても購買意欲が一気に失せたのは言うまでもない。参考までに、同じ十万円台でお勧めを聞くとPro-JectかREGAだという… 当然どちらもこれまでの検討の俎上にあったもの、もういちど勉強して出直すこととした。

 帰りに西武の書店に寄るとちょうーど「月刊 analog」が出ていたので即購入し、電車で熟読。Pro-Ject「The Classic」はよさそう(←というかLINN LP12のコピー)だが、筐体の木が値段相応で安っちい。だったらREGAのツヤあり塗装筐体で、このメーカーのキモはターンテーブルとアーム台座をブリッジするアルミ板らしいので、これが装備されているなら廉価グレードでいい。その「Planar 3」、帰宅してネットで見ると定価10万円が、一番安い店で8万円台だったのでここで注文(色はホワイト)。当初予定の半額で済んじゃったけど、ビックな電気店は15万の売り上げを逃す結果に!

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