漫画でも描けない展開。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　ツール・ド・フランス第２ステージ、今日もアップダウンが続くコース、最後は３級山岳ミュール・ド・ブルターニュ（全長２km、平均勾配７％、最大勾配１０％）を２回登ってフィニッシュ。

　その「ブルターニュの壁」１回目は残り１５km地点、ボーナスタイムポイント（ー８秒、５秒、２秒）。山頂手前1.7kmで単独アタックしたのはマチュー・ファンデルプール、総合は１８秒遅れの２０位。そのまま１位で通過して、２位：ポガチャル、３位：ログリッチェ。アラフィリップは４位通過でボーナスタイムなし、これで総合トップまで１０秒。

　ゴールラインに向かう２回目は残り1.3kmでキンタナ（アルケア・サムシック）が、900mでコルブレッリ（バーレーン）がアタックを見せるが、これに反応したマチューが残り800mで踏み込む…　強い！　強過ぎる！！　後続を突き放してブッちぎりのステージ優勝、５位フィニッシュのアラフィリップに実タイム差８秒＋ボーナスタイム１０秒をつけ、８秒逆転して見事リーダージャージ獲得。おじいちゃんの夢だった黄色のジャージを孫が着て涙、漫画でも描けない展開が連日続くとはさすが世界最高峰のレース。

　来るぞこの男、金メダルを獲りに来月東京に！　←種目がロードでなくMTBというあたりも漫画じゃ描けない。