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久しぶりに沢木耕太郎。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 沢木耕太郎のファンで、初期〜中期の作品は全て読んでいるにもかかわらず、最近ちょっと遠のいていたのは金子達仁「秋天の陽炎」(文春文庫、2003年)巻末の対談のせい。「ナンバープラス2000年7月号に掲載したものを文庫化にあたり再録した」というこの対談で、沢木が金子に対してものすごくエラソーなのにドン引きしたのだ。

 それはともかく、このたび久しぶりに読了したのは

 「波の音が消えるまで」第1〜3部
 「凍」

 いずれも新潮文庫。前者は筆者には珍しい(?)まったくの小説で、マカオのカジノでバカラにのめり込む元サーファーのカメラマンの話。後者は山野井泰史・妙子夫妻のギャチュンカン登攀のノンフィクション、どちらも抜群に面白かった!


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