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吉村昭「高熱隧道」(新潮文庫)

 夕べも今朝も頭痛なし。

 先日のNHK「ブラタモリ」で紹介された黒部宇奈月キャニオンルート、黒部川第三発電所と仙人谷ダムの建設について、掘り進むにつれ出現した温泉源によりトンネル内が高温になり難航を極めたとの説明があったが、これって確か小説になっていたのでは?

 調べてさっそく注文した吉村昭「高熱隧道」、そのものズバリのタイトルに読む前からヤラれる。岩盤温度が100℃を超え、発破のダイナマイトが自然爆発して最前線の作業員8名が爆死。バラバラになった死体を宇奈月まで下ろし、畳針でつなぎ合わせて遺族に返したくだりまで読み進んだところでまだ1/3だもん、Nooooooo! 着工から約90年たって一般に解放された観光ルート、行くならぜひとも本作を読んでから。

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