高輪会、ダメな展示品。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　このたび初めて参加した高輪会だが、時計と宝飾品がメインである一方、それ以外にもさまざまな趣味のアイテムが販売されていた。なかでも目を引いたのは下記の２点

●ツール・ド・フランス公認エアロバイク　￥300,000

　ボディに、例の「Le Tour de France」公式ロゴステッカーが貼られているエアロバイク。手持ちのタブレット等をハンドル中央にセット、Googleマップと連動して実際のツールのステージのみならず、世界中の好きな道・走ってみたい道を選べば、それを映し出しながら踏む。勾配によってペダルの重さが変化するのはもちろん、本体もプラマイ２０％上下に傾く。ハンドル手元のスイッチで前３段×後１０段＝３０スピード変速、パワーメーター装備。

　で、これ、踏んでみたのだが…　まず、過去のツールの任意のステージを選んで画面に呼び出す、のが遅くて出鼻を挫かれる。踏み出すと画面が進んでいくのだが…　処理が遅いので画面が滑らかに動かず、飛び飛びになる。こういう肝心なところがショボいんじゃダメだろ、トレーニングする気にならん！　そこで、「どんな道でも選べる」機能を捨ててだ。ツールの名物コース１０選とかでやったらどうだ、まずは。ラルプ・デュエズやモンヴァントゥーを画像で見ながら走れると、もちろん極めて滑らかな、本当に走っているさながらの動きで。で、毎年のツールのぶんは追加でダウンロードできてコースが増やせる、とかもうちょっと地に足をつけた製品開発を望む。

●トヨタ2000GT レプリカ　￥8,000,000

　中味マツダ・ロードスターのこのレプリカ、展示車両のデキがいまいち。ボンネットを開けたらサビが浮いているエンジンが出てきちゃって、「あ、これは展示用なので、納品する車両のはもちろんキレイにあれします」って、天下のプリンスホテル（？）の前庭で披露するんだからピカピカにしとけよ！　

　インパネ、シフトレバー、シート、モール、ホイールなど内外装のディテールもなんとなく仕上げが雑で、全体として見るともうなんだかショボさ満点。こういうのはホンモノより細部をきちんと作り込んで、一目見たなり ぬぉおお！ スッゲーこれ、レプリカでも欲しい！と思わせるオーラがないとダメだろうよ。