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悲運の山岳王。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ウラン、ベタンクール、クインターナと、コロンビアの選手が大活躍しているロードレース界だが… キミは忘れていないか? マウリシオ・ソレルという選手がいたことを(←誰に話しかけてるんだ)。

 2007年、アクア・サッポーネからバルロワールドに移籍してきたソレルが初出場のツール・ド・フランスで大活躍、一発でファンになった。このツール、つまりコンタドールが初めて総合優勝した大会でみごと山岳賞を獲得し(←しかもコンチネンタル・チーム所属で)、「トレドの鷹」バハモンテスはちょっと古いから(失礼)、ルイス・エレラの再来と目された。このときソレル24歳、この若者はいったいどこまで伸びるのかと。ところが、2年連続山岳賞が期待された2008年のツールで、第1ステージ残り1㎞を切ったところで起きた落車に巻き込まれ、手首を骨折して早々とリタイヤ。以降しばらく、彼の名前を聞くことはなかった。

 2011年、モビスターのジャージでツール・ド・スイスに出場したソレルは第2ステージの山頂ゴールを制してステージ優勝、長かった… これで完全復活かと思われた矢先、第6ステージの下りで落車。頭蓋骨を骨折し、意識不明のままヘリで病院に運ばれるなんて… 以降、たまにVeloNewsで報じられる彼の消息はかんばしいものではなく、十分な回復を見せないまま2012年にロードレースからの引退を表明した。

 ↑相当な重症であった模様で、もう一度自転車に乗るどころか、もしかしたら今はベッドから、故郷の山々を眺めるだけかもしれないけれど。忘れないよ山岳王、あのときの水玉ジャージ姿。

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