世直しの一環。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　「これ、どう思う？」と妻が見せてきたA4のレター、グループ内の別の薬局の薬局長が作ったものだという。その薬局が今月末で閉局して妻が勤める店が引き継ぐにあたり、担当している高齢者施設の患者の家族に対し、在宅患者訪問薬剤管理指導にかかる契約書の再記入・送付を依頼する内容なのだが…　ていねいに書こうとするあまり「させていただく」のてんこ盛り、意味のないフレーズを差し込みすぎて冗長で、相手になにを求めているのかわからない。体裁もビジネスレターの常識を大きく逸脱しており、これほどケーユーエスオーな文書を国家資格を有する社会人が作ったとは、いやはや。

　↑こういうのって教育や訓練である程度までは持っていけるところ、そうした指導を受けていない現場の薬剤師が作文させられて、素の知能レベルが露呈してしまったのは気の毒でもある。対外発出レターのたぐいは本部が一手に引き受けるか、遅まきながら社員研修に取り組むか、いずれにしても会社の恥を世間に撒き散らすことのないようちゃんとやれよと。

　それで、世直しの一環として、このレターに赤を入れ始めたら真っ赤になってしまったので（笑）、イチからWordで打ち直してやった。無駄を削ぎ落として簡潔明瞭に、フォントを大きく文字列の配置など体裁も整えた。グループ社員一同、今後はこれを見本に真似していっていいし、研修に使うのも許可する。