ぬるい信託銀行。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　母親が、某信託銀行に遺言信託の相談をしている。その一環で、手持ちの土地の有効活用の話になり、「それでは弊行の不動産部門に検討させまして、後日プレゼンに伺います」ということになったと。それが本日、「あんたも同席して頂戴。」というのでいっしょに会った。

　来訪したのは財務相談課の調査役と小僧、および不動産担当の３名。パワーポイントで作った２０ページほどの資料で説明を始め、「土地活用のイメージ」、「事業化手法例」、「コンサルティングの流れ」と来て、いよいよ肝心の、母親の土地にかかる「誘致施設の検討」に入った。

　マンションなどの「住居系」、オフィスなどの「事務所系」、コンビニなどの「商業系」、ファミレスなどの「サービス系」、駐車場などの「暫定利用」の５部門それぞれにつき検討を加えた結果、判定は…　順に「△」「×」「×」「×」「×」　…あんたら３人もそろって一体、何しに来たの？

　他人のふんどしで相撲を取るのに舌先三寸が命の銀行屋稼業、こんなシルシはマルつけて来いよ！　なんでもいいから「やります」「できます」て言っちゃって、「ホントにできるの？」と問われたら「恐れ入ります！！」つうくらいでちょうどいい（？）んだよ。こんなんじゃ土地活用の話はもちろん、そもそもの遺言信託の仕事もいらないのね？て思われても仕方ないだろうよ。ぬるい！！　その程度かよ三井住友信託銀行。がっかりだはまったく、もと銀行員だけに余計に。