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毒蝮三太夫。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 鼻をかむと耳がツーンとする、その症状がぜんぜん治らないので、先日耳鼻科に行った。耳鼻科にかかるのなんて数十年ぶりである。

 小学3年生のころ、のべつに鼻がグシュグシュになるので近所の耳鼻科に連れて行かれたところ、「アレルギー性鼻炎」と診断された。以来、週2回ペースで通うように医者に言われ、5年生までじつに3年間通ったところ、子供心に疑問が生じて先生に聞いてみたのだ、あとどのくらいで治るのかと。するとその医者は狼狽しつつこう言った、「う〜ん、来週あたりかな」。

 ↑のようないいかげんな商売(?)、自分だけでなく他の患者にもしていたに違いない。その証拠に、中学に上がる頃、木造だった同医院は立派な鉄筋コンクリートの建物に改築された… それはともかく。

 このたびの診断結果は軽い副鼻腔炎ということで、もらった処方箋を持って妻が勤める薬局に行ったところ、接客中の彼女が相手をしていたのは極めて高齢の女性。聞くとはなしに聞こえてきたところによると「家にどろぼうが入って薬を盗まれたので、きちんと飲めていない」、「これが初めてではなく、もう何度もどろぼうに薬を盗まれている」と言っている。妻が「まぁ〜、そうなんですね…」と「受け止め」ていたところ、「こんなんじゃわたしもう、死んだ方がマシ」「自殺しようかしら」「近所に踏切があるから、飛び込んだらラクになる」と繰り返している… いいかげんにしろババァ、あとが支えてるからよ! なんて毒蝮三太夫じゃなきゃ言えないし、薬剤師の仕事も大変だ。