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ドバイ国際空港ホテルのシャワー。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 旅行会社から事前に届いた予定表を見て思案した、ポイントは帰国便に乗る前のシャワーだと。最終日のワールドカップ当日は正午までにチェックアウトを済ませて競馬場へ、午後9:00発走の最終Rまで観戦し、その脚で空港に行って午前3時発。最高気温30度でも砂漠の国だからカラッとしてるんじゃ? と思われたがさにあらず、けっこう湿度があるらしい中でスーツ姿の観戦ではドロドロになるだろう。帰りの飛行機がビジネスならラウンジにシャワーがあるのに、満席だったためにエコノミー。旅行会社に通路側を取るよう厳命してはいたものの、隣が百貫デブの外国人だったらなどのリスクもこれあり、シャワーと着替えはマストである。

 そこでネットで調べると(←まったく便利な世の中になったものである)、ドバイ国際空港は24時間営業のハブ空港ゆえ、トランジットの時間が長い旅行客のため空港内にホテルがあるとのこと。当該ホテルは宿泊施設のほか、ジムやスパも備えており、そのジムでシャワーブースを時間貸していることが判明、じつに素晴らしい。この利用を念頭に旅立った次第。

 早朝ドバイに着き、市内観光に引きずり回されたあとようやく宿泊先のホテルに落ち着いて、さっそくシャワーの予約の電話。すると先方曰く特段の予約は不要、そのまま来てもらって構わないとのこと。いやいや、チョクで行ったらとんでもない行列になっていて、出発便に間に合わなくてシャワーができなかった、といった最悪の事態を危惧していると主張すると、そのように混むことはまずないから安心してお出でいただきたいと言うので一旦電話を置いた。

 が、保険的措置を講ずるべく再度電話をし、↑の旨を文書にして当方スマホにメールで送るよう依頼。話が違う事態になっていた場合、当該文書を先方に示しつつ威嚇するためで、ここまでしておけばいいだろう… と思いきや

 よく考えると、そのホテルは空港の「中」にある、つまりチェックインカウンターおよびイミグレーションの向こうなわけである。すると、シャワーを浴びたあとの着替えは? 預けてしまうスーツケースの中に入れていてはダメなんじゃないのか、手荷物で持っていなければ、ドロドロのシャツとスーツをまた着るハメになるんじゃないかということに猛然と気づき、確認のためジムに3度目の電話をすると「そのとおり」であるとのこと、いやーあぶなかった!

 で、競馬が終わり、空港に向かうバスの中で添乗員から案内あり。お着替えなどされたいお客様は、チェックインカウンターそばのトイレになって申し訳ありませんが、スーツケースの整理なり着替えはそこでお願い致しますと。いい大人がトイレで着替えろって、お前らプロの案内がそれかよと。ま、そこは黙ーって自分だけさっさとチェックイン、予め着替えを仕込んでいた手荷物を肩に空港内ホテルをずんずん探してジムに到着すると、待ち時間なくすぐにシャワーができて文字通り生き返った。そのあとハイネケン・バーで一杯やりつつ考えるに、ネーカー払って参加したツアーだからって、添乗員なんかまったくアテにできないんだと。誰を頼るでなく肝心なことはやっぱり自分でアレしないと、それで命を落とすことにもなりかねないわけで、それにしてもほかの御一行さんお気のどく様でした、と冷たいビールをグイグイ飲みながら思いついた格言(不謹慎を承知で)

 「英語ができなきゃ、難民にもなれない」

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