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コンタドール、奇襲に出る。

 この2日間頭痛なし。
 
 前日終了時点で首位キンタナから3分28秒遅れの総合6位まで後退したコンタドール、しかしこのまま終わるわけがない。昨夜のブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージの開始早々、逃げを決めようとする20人ほどの集団の中にコンタドールがいる! きれいな2列のフォーメーションで回る逃げ集団、その先頭交代にマイヨ・ロホとコンタドールが加わっているなんて、これぞブエルタの醍醐味。

 そして、10数秒離された追走にフルーム(総合2位)、チャベス(3位)、サイモン・イェーツ(4位)がいるのだが問題は、フルームのそばにいるのがロペスガルシアとプッチョだけ、あとのアシストは全員、さらに後ろの大集団に取り残されている! でまた、ロペスガルシアとプッチョが引くすぐ後ろに入って先頭交代の流れを切るのがバルベルデ様、タイム差はじわじわと開いて1分を超えていくシビれる展開に。

 1級山岳の山頂ゴール、その登り口でのタイム差は2分半まで広がっていた。残り3km地点ではキンタナ、コンタドールとブランビッラ(エティクス・クイックステップ)の3人だけが残ったが… ここからコンタドールが遅れる! ステージ優勝はブランビッラ、34秒遅れてコンタドール。チャベスは1分53秒、フルームは2分40秒遅れてゴール。

 この結果総合は、2位:フルーム(3分37秒)、3位:チャベス(3分57秒)、4位:コンタドール(4分02秒)、5位:サイモン・イェーツ(5分07秒)。今日のステージ、コンタドールはがんばったけれどキンタナがいっしょにいたし、最後は離されてしまったので、キンタナとのタイム差は前日より広がった。しかしほかのライバルを遅れさせたことで2・3・4位は僅差、敢闘賞の表彰台でのコンタドールは久しぶりの笑顔。そしてこのステージ、もし「技能賞」なんてのがあったとしたら、それはバルベルデに決まり! 抑えに入ることでタイム差を開かせた、と思ったらこんどは囮のアタック、いやもう世界中が混乱したは!

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