恥ずかしいカスタマイズ。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　ファッションとジュエリーが中心のミレニアムコレクションだが、このたびはホテルのボールルーム会場の目立つところに、２代目NUOVAのチンクエチェントが飾られていた。塗り直したボディーカラーは黒、値札は６６０万円。断ってドアを開け、中を見ながら説明を聞くとドア内張は西陣織、シートやダッシュは戦国時代は甲冑に使われたという革って…　いったいなにをしてくれちゃってるの！　オリジナルでもない、イタリア文化に即してもいない、ハズしちゅうがやさきアキラ（注）。なんなのコレ、まさか和モダン？

　「ブラックマウス」と名付けられたこの車両、ボデイ左側に赤・右側に緑のピンストライプには途中にネズミが型取られ、リヤエンブレムは勝手にワンオフで作った「NERA 500」って…　名車を冒涜するにもほどがある。カスタマイズは何してもいいと思ってんだろバカ野郎、恥ずかしいからこんなとこに出してこないでウチにしまっとけ！

（注）楠みちはる「シャコタン・ブギ」第６巻参照