ミラノ〜サンレモ、アシストに徹したマチュー。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　第１１５回ミラノ〜サンレモ、春を告げる伝統のクラシック。ポッジオの上り、レース先頭ティム・ウェレンス渾身の引きからポガチャルがアタックするが、これはディフェンディングチャンピオンにして世界チャンピオンのマチュー・ファンデルプールが潰す。頂上手前、ポガチャルのアタック（その２）、これにもマチューが反応して下りに入る。

　後ろからピドコック、ペデルセン、モホリッチらが合流した残り2.4km、一昨年の優勝者モホリッチが単独アタック！　これを再びマチューが自らの脚を使って追うのは、ジャスパー・フィリプセンをアシストする動きに間違いない。モホリッチが一旦緩めたフラムルージュ手前、こんどはマッテオ・ソブレロ（BORA）が踏み込み、これにピドコックが追随。これもアルカンシェルが潰しに行く姿に涙、すぐ後ろにトレックのストゥイヴェン→ペデルセンが付いているのも構わず踏み込んで残り250m、ペデルセンの背後からマイケル・マシューズ（ジェイコ）が発射！　差してくるフィリプセンはマシューズに並ぶも左フェンスに寄せられつつのスプリント、最後は両者ハンドルを投げ合ってのゴールだが、リム差で勝ったのはフィリプセン！

　昨年のパリ〜ルーベ、フィリプセンの素晴らしいアシストがマチューの勝利につながったのをみんな覚えているよね？　今日は逆の形でのチームプレーが奏功、こうなると来月初のパリ〜ルーベがほんとうに楽しみ。