まずは化粧水から。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　先日、妻がデパートで「ちょっと化粧品を買う」というので資生堂のコーナーに付き合った。すると、かねてから興味があったメンズの化粧品も並べられていたので、売り子（←死語？）のおねえさんに、なにかひとつ買って始めるとしたら？ と問うたら「でしたら、まずは化粧水をお勧めします」　…これだもん。

　そういう売り方、女性向けにはいいのかもしれないけれど、いいトシした男がだ。めんどくさい段階をごちょごちょ踏まずに、手っ取り早くある程度の効果を実感したいんだから、メインどころのクリームのたぐいをグイッと勧めて欲しいわけ。しばらくクリーム塗ってみて、オオこれいいじゃん！てなって、じゃあ本来の基礎固めもするか、ってんで化粧水も買う。そんなアプローチもありだろうに「でしたらお客様」って、「まずは化粧水から」って、ぬるい！　ここにこれだけ買う気満々の客がいるのに、そんな通り一遍のマニュアル対応でどうするんだ資生堂。一気に興が冷めて黙っちゃったところ、横から妻が「化粧水はもう、わたしのを使ってるんです」と言い、おねえさん「あ、そうでしたか！　でしたらこちらの、エイジングケア用のクリームが…」

　ということで無事に（？）夜用のクリームと、朝用のUVプロテクターを購入。しかしどちらも、塗ってみるとその香りが…。ねぇこれちょっと、加齢臭みたいなヘンな匂いがするよ、と言ったら、なぁに？ そんなバカな…　と近寄ってきて嗅いだ妻が「これは！ これこそ資生堂の、高級な化粧品の匂いですっ！」　あ、じゃぁいいんだね。