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アルカンシェル、マイヨ・ジョーヌを着る。

 夕べも今朝も頭痛なし。
 
 ツール・ド・フランス第2ステージ、辻さんが電話レポートで「けっこうきつい」と言っていたゴール前を、クルイジガーに引かれてサガンが登ってくる。ゴール前100m、集団先頭に出たサガンが「誰が来てるかな?」と後ろを振り返ってメンバーを確認するところ、脇からジュリアン・アラフィリップ(エティクス・クイックステップ)が突き抜けた。これでキマった… と思いきや、そこからがつーんと踏み込んだアルカンシェルが差し返してゴール! しかしガッツポーズがなかったのは、さすがに勾配がキツかったのか?

 と・こ・ろ・が、その後のインタビューでびっくり仰天。前にまだ2人が逃げていると思っていたので、ゴール後に周りから聞いて優勝したことがわかって驚いたと… そ、そ、そんなことがあるのかよ! どうりでガッツポーズがなかったわけだがそれにしても、アラフィリップにしたらフランス人選手永遠の憧れマイヨ・ジョーヌがかかった渾身のスプリントを、3位入線のつもりの男に潰されたとは… 当分立ち直れないんじゃないかと心配だ。そのリーダー・ジャージについて聞かれたところ、自分のアルカンシェルを指し示しながら「すでにナイスなジャージを着ていてハッピーだけど、マイヨ・ジョーヌは僕のキャリアで初めて、スペシャルだね!」 いやぁもう、恐れ入りました。

 ちなみに、アルカンシェルがマイヨ・ジョーヌを着るのは2010年のカデル・エヴァンス(第8ステージ)以来。しかしこのときエヴァンス、左肘を骨折していたとは… それでも総合26位で完走。そして翌2011年、ついに総合優勝するんだった、そうだった。

 なお、この日も落車したコンタドール、トザットに付き添われ集団から48秒遅れでゴール。


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