SSブログ

遺跡見学会。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 本日、梨でも買おうかとみんなで農協の直売所に向かっている途中、道端に「遺跡見学会→」の看板が。ウチからほど近いこんなところに遺跡ぃ? と思いつつ通り過ぎ、買い物をして高麗神社にお参りした帰り道。たまたま通りがかっただけだけれど、子どもと一緒にこういうのは勉強になるんだし、どんなアレなのかちょっと寄ってみることにした。

 看板のとおりに曲がって枝道を進んでいくと係のひとに仮設の駐車場に誘導され、「むこうのプレハブが受付になります」と。パンフレットが配布されつつ「適度な人数が集まり次第ガイドがご案内しますので、それまでプレハブの中の展示をご覧ください」という。いやちょっと、カル〜く見てすぐ帰るつもりなんだけどな、と思いつつ建物の中に入ると、こんなのがここから出たのかよ!と仰天するような、ほぼ完全なかたちの縄文式土器の数々。そのうちに帽子やタオル、ジャージやリュックの「通」と思われる方々が増えてきて、いよいよ現場に案内されることになった。

 現場は「芦苅場遺跡・向原A遺跡」の名称で、野球場ほどの広さの土地のあちこちに竪穴住居跡が掘り出されており、「順路」としてナイロンのむしろがぐるっと敷かれている。さいしょの住居跡の説明でそうとう詳しく時間を取ったガイドのおばちゃん(失礼)、この調子では順路を一回りするのに小一時間はかかると覚悟した。なにしろこっちはただの通りがかり、このカンカン照りの中で帽子もないし、妻なんかサンダル履き、昼食どきでハラも減っている。

 しかし説明は非常に面白く、5千年前の人たちの暮らしぶりを想像することができてじつに素晴らしい体験だった。さいごにガイドのおばちゃん、「それでは、これでこの『3区』の説明は終わりまして、次にその道を渡った先の『2区』に向かいます」 …ここで静かに離脱したのは言うまでもない。

 帰宅して調べたところ、「公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団」が主催するこの見学会の開催はなんと本日1日のみ。なるほど、遺跡マニアのみなさんがどしどし集まってきていたのもうなずける。われわれが行ったのは12時過ぎだが、受付時間が13時までだったとはヒキ強!

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感