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「THIS IS US」の日本語字幕。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 久々にハマッているドラマ「THIS IS US」、プロットの工夫が秀逸だが、本筋から離れたところでは、劇中に採用されている楽曲が素晴らしい。

 第1シーズン第5話”The Game Plan”、若い頃のレベッカがバーのバンドで歌っている、エンディングのひと節だけのシーンだがこれはLITTLE FEATの名曲”Willin’”である。気が向けば葉っぱや「白いの」、酒も運ぶトラックドライバーの物語、「I've been from Tucson to Tucumcari, Tehachapi to Tonapah」と各地を転々としている。

 アリゾナ州ツーソンは大きな街だからわかる、アメリカ横断ウルトラクイズにも出てきたし。あとの3つは見当もつかないが、いまどきはGoogle Mapに打ち込めば一発。トゥカムキャリはニューメキシコ州、ツーソンからだと10号線→25号線→アルバカーキ→40号線。カリフォルニア州テハチャピからネバダ州トナパーへは、セコイア国立公園とデスバレーに挟まれた395号線を行く。

 なお同曲はその後、リンダ・ロンシュタットが歌ってさらに有名になったが、このカバーは歌詞を女性バージョンに変えてはいない、「ヘッドライトに浮かぶかわいいアリス、ダラス生まれのアリス」の部分をそのまま歌っている。劇中、明らかにリンダ・ロンシュタットを意識しているレベッカの歌唱、したがってこれに当てられている日本語字幕が女言葉になっているのは間違いだし、ましてや歌の最後の部分を女性目線からの卑猥な誘い文句にしているのは浅薄な解釈であると翻訳:武田佳子氏に申し上げたい。
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