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五輪男子ロードレースに大興奮。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 11時のパレードランからフィニッシュまで、ノンストップでぜんぶ見た本日の五輪男子ロードレース。ファーストアタックで決まった8人の逃げ、メンバーはサガンのお兄ちゃんしか知らない。プロトンとのタイム差は最大で20分まで広がるある意味たいくつな前半の展開だが、世界のトップレーサーが我が国に集結し、馴染みの地域を走っている現実に大興奮。道志みちから山中湖、富士山麓と素晴らしい景観の中を走る、その空撮映像はツール・ド・フランスにも引けを取らないんじゃ? と思うほどだったがどうか。

 序盤は前大会金メダリストのGVAが、中盤からはトラトニク(スロベニア)が集団先頭でコントロール。徐々にタイム差を詰めていって残り48km地点、三国峠の登り口手前で逃げを吸収。登坂でバルベルデ、キンタナ、ニバリ、エヴェネプールら錚々たるメンバーがチギれていくなかポガチャルがアタック! これにマクナルティ(米)とマイケル・ウッズ(加)が反応して先頭3名、追走にカラパス(エクアドル)、クヴィアトコウスキー(ポーランド)、ウラン(コロンビア)、ベッティオル(伊)の4名、第2追走にモレンマ(蘭)、WVA(ベルギー)、ゴデュ(仏)、フグルサング(デンマーク)の4名の展開。

 ↑この11名がまとまって三国峠山頂を越え、後ろからシャフマン(独)とサイモン・イェーツ(英)が追いつき13名になって2回目の山中湖を通過、残り24km:籠坂峠登り口の補給ポイントにさしかかる。ここでカラパスとマクナルティの2名が抜け出し、残る9名が補給を受けて体制を整えんとする間に25秒のタイム差がついた。これが徐々に開いて50秒、富士スピードウェイに入った残り6kmでマクナルティを競り落としカラパス単独に。追走集団はワウトのスプリントを警戒して綺麗に回れず、カラパスそのまま独走ゴールで金メダル。その1分後、後続集団のスプリントはリム差制してワウト銀メダル、ポガチャル銅メダル。


●新型コロナウイルス陽性によりミハル・シュレゲル(チェコ)とサイモン・ゲシュケ(ドイツ)がDNS

●156km地点、道志みちのなんでもないようなところでゲラント・トーマスとゲーガンハートが落車。Gは1回目の富士スピードウェイでリタイヤ、タオちゃんは三国峠の登りでチギれてリタイヤ

●今年のツール第17ステージの「死んだふり」作戦でひんしゅくを買ったカラパスだが、今日の仕掛けのタイミングはじつに素晴らしかった、出場枠「2」のエクアドルで勝ち切るとはあっぱれ。もう一人の代表ジョナタン・ナルバエスはイネオスのチームメイト、昨年のジロ第12ステージで容認された逃げ集団から独走を決めて区間優勝した選手

●コミッセール、ニュートラルサポート、中継、フォトグラファーなどのスタッフのほとんどが外国から招聘されていた模様

●グイグイに外圧がかかったことで初めてできた我が国での本格ラインレースだが、選手が好意的な感想を発信してくれて次につながっていくことを願う

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