フィリッポ・ザナ、要注目。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　ジロ第３ステージ、コース終盤の残り４０km地点で３級→４級をこなし下って平坦だが、ゴール前は上り勾配。逃げは２名、登れるスプリンター擁するジェイコ（マイケル・マシューズ）、トレック（マッズ・ペデルセン）、アルペシン（カーデン・グローブス）らがアシストを前に出し、タイム差２分前後で集団をコントロールする。

　この日いちばん目立っていたのはジェイコのアシスト、イタリアチャンピオンジャージのフィリッポ・ザナ。３級の上りで引きまくってチギれたはずが、残り７kmで戻ってきてゴール前３kmまで引く根性はあっぱれ、今後要注目の２４歳。

　ゴール前200m、トムス・スクインシュのリードアウトからペデルセンが発射する、そのうしろからワンテンポ早く仕掛けたマイケル・マシューズ。得意の上り勾配スプリントでライバルを寄せ付けず見事ステージ優勝、これがジロ３勝目・グランツール１０勝目。