貧困と無教育。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　監禁だ洗脳だ虐待だと、気の毒ではある一方で被害者もいい大人だろうに、「逆らえない」どんな事情があったにせよ殺される前になんとかできなかったのかと。東大寺の四天王像の足下で踏みつけられている「餓鬼」のようなババアとその取り巻き（？）にかかる報道を見聞きするにつけ殺伐とした気持ちになるのは、これが激烈に貧しく、かつ教育がない人間が、自分たちよりさらに貧しく教育がない人間をターゲットにしていることによる。弱い者がより弱い者を補食する構図に加えて、一連の犯罪が手近なところで見つけた被害者に対しての無計画で場当たり的なものであって、それゆえ生じたほころびを取り繕うために次々に犯行を重ねるもののボロが隠しきれないというレベルの低い、お粗末な、思想や信条や品性や志のかけらもない、見えるのはただただ圧倒的な貧困と無教育という、これが本当に２１世紀の日本で起こったとは信じ難い事件である。

　で、さきほどニュースに、被害者の親戚が顔を隠してコメントして曰く、「（自殺したのが）自責の念にかられてのことだとしたら（被害者も）すこしは浮かばれるのではないか」　…もういいって。ドン底のビンボーでバカの話はもう、お腹いっぱい。