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ツール・ド・フランス第13ステージ、「永久保存版」。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第13ステージ、総合勢にとっては単なる移動日とも思えた平坦ステージに強烈な横風が吹き荒れたせいで、順位が大きく動くことになろうとは。ロードレースのいちばん奥深いところを見ることができた、ある意味「永久保存版」なこの日のステージ。

 序盤、オメガファルマ・クイックステップが集団先頭でがつーんと引き始めるとプロトンが3つに分断、前日カヴエンディッシュが屈辱的な負けを喫したキッテル(アルゴス・シマノ)が第2集団に取り残されたのでオメガファルマ全力で引き倒す。

 中盤、パンクで遅れたバルベルデをチームメイトが戻そうとするがかなわず、第2集団に吸収される。すると総合3位のモレンマを擁するベルキンが出てきてオメガファルマとともに第1集団を引き倒す。「ウチはモビスターが第2集団に下がったことをもって引き始めたのであって、パンクにつけ込んだのではない」とはベルキンの監督のコメント、総合2位だったバルベルデはこのステージでじつに10分を失い総合争いから脱落、1回のパンクで全てを失うとはツール恐るべし。

 終盤、第1集団の先頭に固まったサクソ・ティンコフが横風をものともせず突如加速、これに遅れを取ったのがマイヨ・ジョーヌ! キッテルを、バルベルデをちぎってきた第1集団の構成チームであったスカイが、同じ手法でこんどは自分たちがやられるとは… この結果、フルームは総合タイムでモレンマ、コンタドールらに1分09秒詰められた。

 それにしても、フルームの側にアシストが固まっていなかった瞬間を突かれたのは明らかに油断。キリエンカに続き、第12ステージ・ゴール前の集団落車による骨折でボアッソン・ハーゲンも失ったチーム・スカイ、どうなる今日明日の山岳ステージ。

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