ツール・ド・北海道の死亡事故。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　我が国のお寒い運営事情から、国内のロードレースには一切興味がないが、昨日のツール・ド・北海道の事故のニュースには驚いた。第１ステージで、先行集団を追い越そうと対向車線に出た選手が、前から来た一般車両と正面衝突して死亡、日曜までの３ステージ全ての日程が中止となったもの。報道によると

（１）レースが通る車線として警察に道路使用許可をとっているのは片側１車線のみ、対向車線は一般通行可であるがレースに先行して走る大会車両が注意を喚起し減速・停止を要請する

（２）スタート直後、フィニッシュ前、補給地点前後、道幅が狭いなど例外的に両側車線が全面規制されている区間があるが、そうしたところであっても対向車線には出ないよう周知・運営していた

（３）事故があったのは両側規制区間であり、どこから一般車両が入ってきたのか把握できていない

　…即座にクエスチョンマークがいくつも浮かぶ、じつにモヤモヤする話。いずれにしてもこれでもう、この国でラインレースは一切できなくなるのではないか。


　スタートしてすぐフランスに入るブエルタ第１３ステージ、超級・オービスク→１級・スパンデル、最後は超級・ツールマレーの山頂ゴール。なんと一つ目のオービスクで総合３位のエヴェネプールが遅れるとは！ そのままズブズブになって完全に総合圏外に。ツールマレーでは総合２位のマルク・ソレルも遅れ、なんにもしなくてよくなったユンボの３人エース。シャレで単独アタックしたヴィンゲゴーが区間優勝、ステージ２位・クス、３位・ログリッチってなんじゃいソレは！　この結果総合はクス以下、２位：ログリッチ（＋１分３７秒）、３位：ヴィンゲゴー（＋１分４４秒）、４位：アユソ（＋２分３７秒）、５位：マス（＋３分６秒）、６位：ソレル（＋３分１０秒）、ここまで３分台。