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セップ・クスの覚悟。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 いつまでもバカみたいに蒸し暑いし、馬券は当たらないし、ブエルタは終わっちゃったし、新型マセラティ・グランカブリオは一向に発表されない… あまりにクサクサするからといって、うっかり新型レンジローバー スポーツを注文しちゃわないよう注意しよう。


 ブエルタ第21ステージ、マドリード市内の周回コースに入るとBORAのニコ・デンツとレナード・ケムナがアタックし、これにルイ・コスタが追随。←30秒差のメイン集団からエヴェネプールが飛び出しブリッジをかけると、ポイント賞ジャージを守るべくグローブスがこれを追い、さらにガンナが合流して逃げは6名に。30〜10秒差で逃げ続ける先頭、メイン集団はEFやUAEが牽引するが、逃げに乗せてるイネオス、クイックステップ、アンテルマルシェが抑えにかかる。

 フラムルージュでタイム差10秒、牽制に入った6名に残り500mで集団がつながりかけたが、そこからレムコが踏み込む。これに反応し、残り200mでかわしたグローブス、ガンナの追い上げも退け見事逃げ切り(?)でステージ優勝。

 この日、ユンボの選手は黒地にピンク・黄色・赤のラインをあしらったスペシャルジャージを着用、罰金を払ってでもグランツール全制覇をアピールする価値大いにあり。高度にシステム化・戦略化された近代ロードレースでアシスト選手が総合優勝するという歴史的事件をわれわれはこのたび見たわけだが、その流れをたぐり寄せたのはセップ・クスの「いい人キャラ」ではないか。一流のプロ選手である一方で、アメリカの田舎育ちで屈託のないあのかんじ。それがこのSNSの時代に世界中のファンを味方につけ「このままクスでいいじゃないか」のムードが醸成されたことで、チームも当初のオーダーにこだわるのは得策でないと判断したものと思料。

 これで超一流の仲間入りをしたクスだが、今後エース格の選手としてどう振舞っていくのか、その覚悟に要注目。変わる/変わらないいずれにしても、来年のブエルタで着用するゼッケンは「1」。

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