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ジロ・デ・イタリア第16ステージ、モルティローロの伝説。

 夕べも今朝も頭痛なし。
 
 馴染みのデパートのお客様係から連絡がきて曰く「ブルガリの指輪が… 届いております」と。え? 届いてるって… 「ええ、ローマから」。値上げ後の6月になるといっていたものが無事に5月中に買えただなんて、しかもこれを嵌めて日本ダービーを迎えられるなんてなんたるヒキ強!! これはもう、流れが向いてるってことでいいね。

 ジロ・デ・イタリア第16ステージ、1回目のアプリカを越えた平坦区間で、なぜかコンタドールが遅れている。パンクかメカトラか、いずれにしてもリーダー・ジャージがトラブルにみまわれたのであれば、それに乗じることはしないのがプロトンの掟のはずだが… なぜか先行する集団ではカチューシャとアスタナが引き倒している。エースを戻そうとティンコフ・サクソのアシストが懸命に引くが一人、また一人とチギれていきゴールまで残り45㎞、「パンターニの山」こと1級山岳モルティローロの麓で最後のアシストが外れコンタドールが単独になった瞬間、伝説が始まった。

 無人の野を行くがごときダンシングはあたかも山岳TTのよう、上から振ってくる選手を次々とかわし、先頭のアスタナ軍団とのタイム差50秒はじわじわと詰まっていく。当初先頭を引いていたティラロンゴは早々にお役御免だが、クリムラさん曰く「もっと引けたけど引かなかったように見えましたね…」とはさすがにうがち過ぎ! 43㎞地点、先頭はもうアル、ミケル・ランダ、トロフィモフ(カチューシャ)、クルイシュヴィック(ロット・ユンボ)の4人が残るのみ、ここからトロフィモフがチギれて3人に。後ろでコンタドールは42㎞地点から1㎞ほどイゴール・アントン(モビスター)に引いてもらい、チギれていく同胞に一声かけてさらに加速していくシーンにはシビれまくった! 41㎞地点、実況の谷口と同時に「来たーーーーっ!」と絶叫、ついに追いついたマリア・ローザ、麓から吹き上げてきたピンク色の熱風で、アルのジャージの背中は煤けてなかったか。

 ゴール前、2回目のアプリカの上りに残った3人からミケル・ランダがアタックしてステージ優勝。山岳ジャージがかかるクルイシュヴィックに2着をゆずったかたちでコンタドール3着。アルはズブズブに遅れて総合順位を2位から3位に落としただけでなく、ミケル・ランダが4位から2位に浮上。アスタナのエース交代か?

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