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通りがかりの相馬野馬追。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 先週土曜日、早起きして福島県に向かったのはJRAの馬の温泉、正式名称「競走馬総合研究所 常磐支所」の案内では、馬が温泉に入るのは正午までとのことであったため。同施設は40馬房の厩舎に温浴場、ウォータートレッドミル、スイミングプールなどの設備を有し、腱・靭帯炎や骨折を治療する。この日の療養馬23頭のうち有名なのは、一昨年の京王杯2歳Sを勝ったカラダレジェンド。

 いわき出身の馴染みのバーテンダーに教えてもらった「ちゃぼ」で雉重を食べ、昼過ぎにハワイアンズ。小名浜港を見てから夕方にいわき湯本温泉の宿に到着。

 翌日曜日、常磐道を広野I.C.で下り、6号線を越えJヴィレッジの横を通って海岸線に出た。除染除去物が入った黒いビニール袋が延々と並ぶ(←正確には遮へいのための土嚢。除去物はこれらのさらに内側)のを見ながら北上し常磐線・富岡駅(跡)へ。6号線に戻ってすぐ帰宅困難区域に突入、脇道にそれることができなくなる。浪江駅入り口を過ぎてこれが解除、桃内駅と小高駅を見学しつつさらに6号線を北上していくと「相馬野馬追」の看板多数。噂には聞いていたこの祭り、なるほどこの地域のものだったのかと。で、いつ頃やるんだろうねコレは… え、今日なの?!

 じゃ、ちょっと見てみるかと臨時駐車場に入れたのが11時半。整理のお兄さんに「あのぅ、なんにも知らないで、通りがかりに来てみたんですけど…」と話しかけたら「ええええっ!!」とものすごくびっくりされたのはなぜ? 不可解なまま無料シャトルバスに15分ほど乗り、原ノ町の「雲雀ケ原祭場地」に到着して驚愕、なんですかコレは! 甲冑姿の武者と馬が数百騎、1周千メートルの馬場(ダート)、内馬場は芝、これを見下ろす山肌が観覧席になっていて、すでに無数の観客が。

 入場料を払う際にもらったパンフレットのとおり、正午過ぎに始まった甲冑競馬、ものすげえド迫力。背中の旗指物をなびかせて全速だもん、戦国衣装だからノーヘルだし。第1レースは女性武者が1着でゴールし会場がどよめいて、つづく第2レースだが… ちょっと待て。パンフレットによれば、この甲冑競馬が10レース行われて午後1時、いよいよメインイベントの「神旗争奪戦」。花火で打ち上げられた御神旗が落ちてくるところを数百騎の騎馬武者が奪い合うという… ヤバイ、帰るぞ。こんなの見ていたら、この(推定)2万人の観客の帰りに重なって、シャトルバス乗るのにどれだけ待つことになるのか。なんといってもこちらは偶然通りかかった立場、会場の雰囲気と競馬1レースで十分圧倒された。次回はちゃんと計画して来ることと致したい。

 道の駅南相馬で昼食、県道12号線で飯館村、川俣町を経由、福島松川スマートで東北道に乗って帰宅。
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