クイックステップの横風アタック。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　なにもないはずだったド平坦のジロ・デ・イタリア第３ステージ、ゴール前１０kmでのとてつもない横風の中で仕掛けたのはクイックステップ。エーススプリンターのガヴィリアを含む６人が斜めの隊列を組んでプロトンを引き剥がしにかかるところ、マリア・ローザのグライペルもなんとかこれに追いた。右からの強風に、６人目がちょうど道の左端にくるよう位置取るあたりはさすがプロだが、７番目に食い込もうとしたグライペルが縁石に接触してバランスを崩し、結果チェーンかギヤがどうかしてしまって終了。

　プロトンの１５〜２０秒先を行く先頭集団はクイックステップがユンゲルス、デ・プラス、ガヴィリア、ケイセ、マルティネッリ、リケーゼ（注）。加えてシフトソフ（バーレーン）、ゼーリッヒ（ボーラ）、ネイサン・ハース（ディメンションデータ）、ニッゾーロ（トレック）の合計１０名。ルクセンブルグ・チャンピオンのユンゲルスがTTポジションで引き倒し、タイム差を保ったままフラムルージュを通過した。

　最初に飛び出したのはネイサン・ハースだが、リケーゼが絶妙の追い上げで差を詰めにかかる。その背後から左右に分かれて発射したニッゾーロとガヴィリアだが、圧倒的なガヴィリアの伸びに後ろでリケーゼが早々とガッツポーズ！　フェルナンド・ガヴィリア、２２歳、コロンビア。ジロ初ステージ優勝、マリア・ローザと新人賞ジャージを獲得。

　気づきの点をいくつか

●DAZNの実況は初心者ながらもがんばっていて好感触。ただ、第３ステージは第１・２ステージと別の人物であったところ、彼が別府のお兄ちゃんの解説にいちいち「はい」「ええ」と相槌を打つのが多過ぎて聞きづらかったのはざんねん

●画質はそれほど悪くないかな…　と思っていたことろ、（注）の状況で空撮ヘリの映像からゼッケンを確認するのはオレほどのプロでないと至難

●録画ができないものの見逃し再生があればいいか…　と思っていたところ、早送り・巻き戻しがあずましくない。録画した映像なら早送り画像が動くので見たいポイントを探すのは容易だが、DAZNの見逃し再生早送りでは画面下のバーのカウントが進むだけで画像は動かない！