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コンタドール、最後のピストルを撃つ。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 Tシャツの両袖で何度も何度も涙を拭きながら見たブエルタ第20ステージ、1級を2つ越え、超級山岳アングリルの山頂ゴール。序盤、豪華メンバー18人の逃げが決まると、プロトン先頭にトレックが全員出てきて牽引を始めたのはいったいなぜ… ああ〜今日は総合争いだけでなく? コンタドールのステージ優勝のために、大逃げを許さないわけか!(涙) そのうちアスタナからもアシストが2人出てきて、トレックの隊列の3番手あたりに入る。売り出し中のミゲル・アンヘル・ロペスのステージ3勝目だってありえるわけだし、このままトレックだけに仕事をさせるわけにはいかないと。「2人くらい助っ人に出ろ!」との大佐の指示か(涙)、逃げとのタイム差を1分半前後でコントロール。

 2つ目の1級の下りでパンタノとコンタドールがアタック、あっという間に集団に30秒つけてアングリルに突入。残り10.4km、仕事を終えたパンタノが文字通り止まるが、前から降ってきたエンリク・マス(クイックステップ)とマルク・ソレル(モビスター)がコンタドールを引っ張るかたち。22歳と23歳、チームは違えど2人ともスペイン人の若い衆!(涙) 集団とのタイム差は1分。

 残り8.3km、最後まで逃げ粘っていたマルチンスキー(ロット・ソウダル)を吸収してグループ・コンタドールは6人に。そこからサイモン・イェーツ、マルチンスキー、マス、バルデと順番にチギれていって残り5.5km、ついにソレルが止まってコンタドール単独先頭にぃいいいい!

 最大勾配23%超、心臓も張り裂けんばかりの渾身のダンシング、後ろのメイン集団では総合2位:ニバリと3位:ケルデルマンが厳しい。ケルデルマンとコンタドールの順位がバーチャルで何度も入れ替わる手に汗握る展開の中、残り2.3〜1.3kmは画面からタイム差表示が消えたのはワザとだろASO、だとしたらなかなかヤルな!

 最終局面についてはVeloNews、Andrew Hoodの記事の締めくくりに涙

 「Contador painted his final masterpiece on a canvas of rock and wind. As he came into the finish line, even with Sky nipping at his heels, Contador zipped up his jersey. He waved to the crowd to savor the cheers one last time. And then he fired his final bullet.」

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