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ブレット・イーストン・エリス「アメリカン・サイコ」。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ブレット・イーストン・エリスの傑作「アメリカン・サイコ」、ウォール街で働くパトリック・ベイトマンはドナルド・トランプにあこがれ、ジアゼパムとJ&Bを飲みながら猟奇殺人を繰り返す。舞台は80年代末、作中延々と繰り返されるファッションと高級レストランについての無意味な会話がI.Q.高く(←そうなのか?)、その合間に挟まれる音楽関係の記述に登場するミュージシャンをざっと拾うと

  トーキング・ヘッズ
  INXS
  ジョージ・マイケル
  U2
  スティング
  ジェネシス
  ホイットニー・ヒューストン
  ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
  ボン・ジョビ
  マイク&ザ・メカニクス
  トラベリング・ウィルベリーズ
  リチャード・マークス
  ガンズ&ローゼズ
 

 なかでもヒューイ・ルイス&ザ・ニュースについてはまるまる1章を割いて、デビューアルバムから5枚目「スモール・ワールド」までの詳細な分析を独白している …のはいったいなぜ? ヒップなエリート若手銀行マンなんだから、うんちく垂れるならトーキング・ヘッズあたりが適当だと思うが。

 映画でのベイトマン役はクリスチャン・ベール、ジム通いも趣味な主人公ゆえ腹筋を割っていた。←数年前の「アメリカン・ハッスル」でのハゲヅラ・デブの詐欺師、まさか同一人物とは思えない役作りおそるべし。

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