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菊地成孔+大谷能生「憂鬱と官能を教えた学校」。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 菊地成孔+大谷能生「憂鬱と官能を教えた学校 ---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 調律、調性および旋律・和声」(河出文庫)はじつに秀逸な本で、音楽に関してこれまで自分が抱えていた根源的疑問、すなわち(1)なぜメロディーの背後に和音が感じられるのか (2)メロディーが進むにつれ背後の和音も変化して聞こえるのはなぜか、の答えにようやく出会えた喜びでいっぱいである。

 もっとも、コードの循環の理論あたりになると半分くらいしかわからないまま読み進んでいるのだが、こんなことを本当にビバップのジャズメンがわかってやってたのかと思うと。ヘロ中でも一流のプロはやっぱすげーんだなーと思いつつ、本文で紹介されているチャーリー・パーカー ”Confirmation”のコード進行を堪能。

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