SSブログ

コーラおじさん。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 第13ステージの中継の途中、現地から届くちょっとした特集映像で紹介されたルシアンさん。なんと90歳、今年で41回目の観戦。沿道に立って、選手にコーラのミニ缶を配っている。自分はもうトシで動きが鈍いので、選手の手だけをよーく見て手渡すんだと、だから誰にコーラをあげたのかはぜんぜんわからないのだという… いやもう涙が止まらない。こんな素敵な話、なんで今まで紹介されなかったのか、悪魔おじさんよりすごいじゃないか(←ま、比べもんじゃないけど)。

 ツール・ド・フランス第14ステージ、ゴールまで32㎞の2級山岳ソヴテールの頂上、沿道右側にコーラおじさん発見!! 山岳ポイント3位通過のバークランツ(AG2R)が、もらったコーラをすかさず左手に持ち替えて、すぐあとに立っていたマッサーからボトルもゲット。カメラ切り替わって先頭集団後方、クリスチャン・コレン(ガーミン)は手を伸ばしたもののタイミング合わずにそのまま通過してしまったが、続くサガンは上手くゲット。ルシアンさん、このたびコーラを渡した選手はバークランツとサガンです!

 容認された先頭集団から「ジャジャの坂」で最初にアタックしたのはバルデ(AG2R)、がつーんと後続に差をつけて、これは独走かと思われたがピノー(FDJ)が追撃、滑走路に続く平坦手前で追いついた。どちらが勝ってもフランス人選手、ちょうど20年前この場所で、ローラン・ジャラベールが勝った感激再び… と、ピノーの「回っていこう」のゼスチャーに首を振るバルデ、そんな駆け引きが始まったゴール前1.3㎞で、2人を右側からものすごい勢いでかわしていった黒いジャージはなに! いったいどこから現れたのかスティーヴ・カミングス、若い2人が必死に追うが、クライマー体型の彼らより10㎏は体重がありそうなカミングス、かかってるギヤがぜんぜん違う! MTNクベカ初のツール区間優勝。

 後ろの総合争い、キンタナのアタックについていけたのはフルームだけ。でまたゴール前でキンタナを差しにかかるとはマイヨ・ジョーヌらしからぬ、しかも右から左にラインを大きく変えて、タイム差がつくようアピールまでして。←結果1秒ついたのがまた気に入らねぇ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

Greg ヴァン・アーヴェルマート、ツール初ステージ優勝。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第13ステージ、平坦カテゴリーだがアップダウンが続く一筋縄ではいかないコース。6人の逃げを3〜4分でコントロールしていた集団だが、最後まで逃げ粘ったデヘント(ロット・ソウダル)、ケルデルマン(ロット・ユンボ)、ゴチエ(ユーロップカー)の3人をようやく捕まえたのはフラムルージュを過ぎてから!

 で、ゴール前の坂がこれまた厄介な、先日の「ブルターニュの丘」のようなヤなかんじの上り、ここでヴァン・アーヴェルマート(BMC)がアターック! これを追えたのは緑のジャージ、サガンただ一人。赤いジャージの真後ろに付け、ゴール直前で差し切る… え、差せないぃ?! ヴァン・アーヴェルマート意外にも、ツール初ステージ優勝。ところで同選手のファーストネーム「Greg」はベルギーでは「フレフ」と発音するらしいが、「サイクルロードレーサー・ファーストネーム当てクイズ」では「グレッグ」でも正解とする。

 本日の第14ステージはおなじみ、「ジャジャの坂」を上って飛行場ゴール。5年前のコンタドール、この坂でがつーんとアンディ・シュレックを置き去りにしたように、キレのあるアタックを見せてくれないか。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ケンドリック・ラマー「To Pimp a Butterfly」。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第12ステージ、2級・1級・1級と上っておなじみの、超級山岳プラトー・ド・ベイユの頂上ゴール。容認された逃げ集団から、鬼神のごとくアタックしたホアキン・ロドリゲスがステージ優勝。メイン集団の総合争いはスカイが完全にコントロール。コンタドール、ニバリ、バルベルデ、キンタナと、次々と揺さぶりをかけたことろでまったく動じないリッチー・ポートとゲラント・トーマス。きみたちはもう、どこか別のチームに移籍してエースになりなさい!(←リッチーは移籍の発表あり)


 巷で大いに話題のケンドリック・ラマーのニュー・アルバム、「To Pimp a Butterfly」が届いた。ラップのCDを買うなんて初めて、いくら英語ができるオレでも荷が重い?と、恥を忍んで国内盤を買ったのだ。一聴してオオッと思った、どこかで聞いたことのあるズージャなアレンジ、ライナーを見たらなんとロバート・グラスパーが参加しているのね。で、高いネーカー出しただけあって、ライナーには英詩と和訳が完璧に載っている、対訳:塚田桂子さんお疲れ様です。意外にも、このラッパーの英語はとても聞きやすいので、ライナーの和訳を見ながら楽曲を聴くのがよいことを発見。じつにI.Q.高く、とてつもなくアストニッシング、こんなすごいものこれまで知らなかったなんて不明を恥じる。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

若手選手の成長ぶり。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第11ステージ、おなじみのアスパン峠、ツールマレーをこなし、3級を上ってゴール。総合勢に動きはなかった(←ただしニバリがまたちょっと遅れた)ところ、ステージ優勝は逃げ集団からアタックしたマイカ。

 ラファル・マイカ、ティンコフ・サクソ、25歳・ポーランド。昨年のツールの初優勝のときは舞い上がっていたのか、ジャージの前が全開だった。2勝目はチャックをちゃんと閉めて、もっともそのときはマイヨ・グランペールを着ていたけれど。注目した若手選手が、こうして順調に成長していく姿を見るのはとても嬉しいものである。華々しい勝利のあと、いまひとつ活躍できずにクスブッているケースが圧倒的に多いだけに、ブリース・フェイユーしかり(注1)、マッテオ・ラボッティーニしかり(注2)、クルイシュヴィックとベタンクールは… まだ見限れないけれど。そういえばアンドレア・グアルディーニってどうしてるんだろう、2012年のジロ第18ステージでカヴを負かし「次のマリオ・チッポリーニ」と呼ばれた23歳(当時)は。 

(注1)今大会ブルターニュ・セシェから出ているが現在まで見せ場なし
(注2)EPO陽性で2年間出場禁止

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

2015年ツール・ド・フランス、4強から早くも1強に。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第10ステージ、超級山岳ラ・ピエール=サン=マルタンの頂上ゴール。残り15キロの登り口を過ぎ、しばらくしてニバリが遅れ、中盤でコンタドールが遅れ、ただ一人残ったキンタナも残り6㎞、マイヨ・ジョーヌのアタックについていくことができなかった。

 単独先頭になったクリス・フルーム、まだ2週目のアタマだというのに、なぜここまで?と思えるほどの攻めの走りでステージ優勝を決めた。文句なしの圧勝だったけれど、こちらは背筋のあたりに冷たいものを感じながら見ていた。こういう「ただ一人圧倒的なパフォーマンスで」というのを過去に何度も見てきたから、ランスしかり、ラスムッセンしかり、ヴィノクロフしかり。

 昨日ローラー踏む時にシューズのバックルのバネが折れてしまったので、これを機会に新調する。SiDIの新作「カオス」、色はツール開催中につきイエロー。こんなの今時はみんなネットで買うんだろうけど、たかだか2千円安いくらいでしょうよ。だったら馴染みの自転車店で注文しつつツールの感想を話し合い、折れたバックルもスモールパーツで気持ち良く取り寄せてもらって。ついでに、そういえば次女がママチャリ欲しい、ただし「誰も乗ってないようなスペシャルなやつ」て言ってるんですけど? と相談したり。

 ま、昨日はフルームのファンにはたまらない勝ち方だっただろうけど、じゃぁあれだ、そのあとゲラント・トーマスがゴールするときバルベルデのお尻をポンとしたのはちゃんと見てたんですか!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

改造アルファロメオ。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 先日、対向車線からきたアルファロメオ156。ベタベタのシャコタン、ネガティブキャンバー、巨大なリヤウイング。オイオイ、そういうことはシルビアかなんかでやれよ! とプンプンしていたら10分くらいして、対向からきたアルファ147。なんとこいつもシャコタン・ネガキャン・リヤウイング… いったいこれはなに、流行ってるのか? それにしたってなにもアルファでやらなくても、そういうことはセルシオとかでやれよ!

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

開高健「風に訊け」。

 夕べも今朝も頭痛なし。

●本日午後2時、チンクエチェントの外気温計は44度。ローラー踏むのも気をつけないと、命取りになる季節になった

●ツール・ド・フランス第8ステージ、ゴール前2kmからの「ブルターニュの壁」でがつーんとアタックしたのはAG2Rのヴュイエルモーズ。素晴らしいキレで先頭ゴールした27歳フランス人、ぜんぜん知らない選手だったけれど今後の活躍に期待大

●ツール・ド・フランス第9ステージ、暫定トップのBMCに迫る勢いの最終走者チーム・スカイ。ポエルスが渾身の引きのあとチギれて5人になった残り1km、並びはゲラント・トーマス、ニコラス・ロッシュ、フルーム、リッチー・ポート、ケーニッヒの順。しかしトーマスのあと、バテバテのロッシュは先頭を引けずにそのまま下がってケーニッヒの後ろ、最後尾につく。フルームが全力で引き始めるがロッシュの様子を見て脚を緩め、ケーニッヒが何度も振り返ってロッシュを気遣いつつなんとか5人でゴール、わずか0.6秒遅れでBMCの2位とはこれぞまさにチームT.T.の真髄


 本日は最初の休息日。この機会に最近読んだ本をまとめて

●「ぼくらの民主主義なんだぜ」高橋源一郎 朝日新書

 小説だめ、エッセイもいまいち、競馬予想も外れまくりの高橋だが、意外にも(失礼)本書はよかった。震災以降の論点整理に

●「世の中それほど不公平じゃない」浅田次郎 集英社

 小説もエッセイもブッちぎりに面白い著者が、意外にもぜんぜんだめだったのがまさかの人生相談だったとは。延々と続くなんとも凡庸な回答ぶりは、その昔の開高健がどれほどすごかったのか再認識する役に立っただけ

●「オールド・テロリスト」村上龍 文藝春秋

 じつに久しぶり、「半島を出よ」以来のファン待望のテイスト。しかし500ページを超える大作の、半分以上を読み進んでも結末が心配になるほど物語が展開せず、最後は「えっ、これで?」と愕然とするほど唐突で、じつにもったいない! ペース配分の間違いか、体力が保たなかったのか、村上龍もトシなのか

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ デュアルタイム。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 先日、ブライトリングをワインダーにセットするのを忘れて止めてしまったので竜頭を巻いたら、動きがえらく渋かった。馴染みの時計屋さんに見てもらったら、中に湿気が入ったのかサビが発生していますと。今すぐどうこうということではないけれど、いずれ分解掃除に出したほうがよろしいでしょうと。あんまりサビが進んで、要部品交換の事態にならないうちに。

 じゃああれか、「中期的視野で」と思っていたステンレスブレスレットの時計、そういうことなら近々1本買い、でもってブライトリングをメンテナンスに出す段取りかと。これから凱旋門賞か三冠か、なら時計なんか買って浮かれてる(?)場合ではないのだが、ドゥラメンテ骨折療養で一区切りついたことだしここで二冠の記念品、という意味合いもある。そうしたらなんともタイミングのよろしいことに、今年のニューモデルもビシッと揃えた「ワールドウォッチコレクション」が賑々しく開催されるというので本日、建て替え直前のホテルオークラ本館に行ってきた。

 決勝に残ったのはブレゲ マリーンとヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ デュアルタイム。優勝は後者、白ダイヤル。以下、ご参考まで(誰のだ?)

●生産中止がアナウンスされた現行オーヴァーシーズだが、人気のため1年伸び、2年伸びて現在に至る。今年でほんとうに生産中止(←ここらへんデルタ インテグラーレと同じ状況)

●ニューモデルは自社キャリバー&ジュネーブシール取得で、価格は現行より3〜4割アップする見込み

●銀座ブティック100本限定の黒ダイヤル(ステンブレス)は全て予約済み

●世界限定300本の青ダイヤル、色はクロノグラフの青とまったく同じ(←ではリミテッド感も今ひとつでちょっとがっかり)

●上記青ダイヤル、もしくはチタンのグレーダイヤル(いずれもベルトはダイヤル同色のアリゲーター&ラバー)に別途、ステンブレスを購入のうえ装着することもできなくはない模様だが、まぁそこまでするのもあれかと

 なお、デュアルタイムの第2時間帯はもちろんパリにセットしておいて、来年の凱旋門賞に備えることと致したい。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コカインの取り扱い。

 夕べも今朝も頭痛なし。

●ツール・ド・フランス第7ステージ、ようやくカヴェンディッシュがきた!

●昼からBS1でまとめて再放送していた「まいにちツール・ド・フランス!」、どんなもんか見てみたところなるほど、ASO制作のダイジェスト番組のナレーションを邦訳しているわけなのか、翌日の夕方放送ならそうするしかないわな。その訳もだいぶマトモになって、ちょっと前までファビアン・カンセララとかジョニー・ホーヘルラントとか言ってたことを思えば

●コカインが検出されたため、チーム・カチューシャはパオリーニを帰したとのこと。以前のボーネンのときは禁止薬物じゃなかったはずだが(←パフォーマンス向上効果はないため)、その後取り扱いが変わったのか

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

マイヨ・ジョーヌを着たままリタイヤする。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 2007年のツール・ド・フランス、つまりコンタドールが初優勝した大会だが、売り出し中のコンタドールを迎え撃つラボバンクのミカエル・ラスムッセンとのバトルは激アツだった。休養日明けの第16ステージは超級山岳オービスク峠の頂上ゴール、マイヨ・ジョーヌにして山岳ポイントもトップのラスムッセンが最後の上りでアタック、離されかけるコンタドールを振り返って「かかってこい!」のジェスチャーをしながらブッちぎって行った。このステージ区間優勝を決め、総合タイムは2位コンタドールに3分10秒、これはもう今大会の総合優勝は決まったな…

 と思われたその晩、なんとラスムッセンがチームを解雇されるんだもんなぁ〜 前代未聞。翌第17ステージ、コンタドールはマイヨ・ジョーヌの着用を拒否して新人賞ジャージで走ったんだった、なつかしい話。


 (今年の)ツール・ド・フランス第6ステージ、平坦。海沿いのコースで心配された横風も強くなく、ゴール前のちょっとした上りはピュアスプリンターではどうだろうか、パンチャータイプの選手のほうが? とわくわくしながら見ていたら、フラムルージュを通過した瞬間マイヨ・ジョーヌが落車した。スローで見ると、コカールの後輪にハスッてバランスを崩した模様。

 左肩をかばいながらなんとかバイクにまたがって、チームメイト3人に押されながらゴールしたトニー・マルティンだったが、これが左鎖骨の粉砕骨折。もちろんリタイヤで、手術のため直ちに飛行機でハンブルグに向かった。VeloNewsによれば、バラバラになった骨片のひとつが皮膚を破って出てきていたとのこと。トレインを引き終わり、あとは流れ込むだけの残りわずか900mだったのに、2日前に微笑んだはずの自転車の神のなさることは。ステージは同僚のスティバールがツール初区間優勝。

 で、先ほどフルームが「I won’t be wearing yellow today!」とツイート。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感