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ロンド第100回記念大会、王者降臨。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 最後の石畳、この日2回目のパーテルベルグに先頭で突入したのはピーター・サガンとセプ・ヴァンマルケの2名だが、一番きつい最大勾配20%超のところでサガンががつーんと加速して単独先頭。メイン集団からは、ひとつ前のオーデクワレモントでようやく飛び出したファビアン・カンチェラーラがさらに加速してサガンを追う、これにヴァンマルケがなんとか付いた。

 パーテルベルグを終了し、左にカーブして平坦路面に復帰した残り13km、サガンと後続2名のタイム差はわずか12秒だった。もう脚が残っておらず先頭交代できないヴァンマルケ、つまりサガンとカンチェラーラ1対1の構図だが、平地を走らせたら世界一速い男にとってこの程度を詰めるのはわけないと誰もが思った… が、ええぇ〜? タイム差が開いていく! ジワジワと20秒まで開いたあとは10秒台後半で推移、この頃にはヴァンマルケも回り始めて2対1なのにそれ以上縮まらない… どころか残り3kmではなんと20秒台に突入、ああ〜これは決まった…

 独走のサガン、まさかキング・オブ・クラシック100回記念大会のゴールラインを、得意のウイリーで通過するなんてことは? いやさすがにそこは、アプローズを要求するかのように両手を振りながらゴール… のあとにやっぱりウイリーするのかよ! 直後、敬意を表して2位入線を譲ったように見えたヴァンマルケに涙、沿道両側の観客の声援に応えながらゴールしたカンチェラーラに涙。

 アルカンシェルを着てロンドを圧勝する、まさに王者降臨。カンチェラーラもボーネンも歴史の過去のページに追いやったサガン、ヘント・ウェヴェルヘムに続く連勝の勢いは止められそうにないが… なぁにそこはわからないぜ、今週末はパリ〜ルーベ! よくぞ自転車好きに生まれけり。
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