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レンジローバー スポーツのエアサス。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 納車されて3ヶ月、なんの不満もないレンジローバー スポーツだが、強いて挙げるとすれば高速道路巡航でのエアサスの動き。凸通過時にこれまで経験したことのない独特の「間」があってからボディが持ち上がり、次いでスゥッと下がって元に戻る、これが正直言って気持ち悪い。ま、あらかじめ予測して身構えていればなんてことないのだけれど。

 本件につき、先日発売された沢村慎太郎「午前零時の自動車評論7」所収の「機械の心」を読んで腑に落ちた。以下、引用

 「路面不整の処理に関しては穏和を越えて見事なまでに上品な足さばきを演じてみせた。その緩衝機構は圧縮エアを用いた所謂エアサスなのだが、我々がエアサスと聞いてイメージするそれの最上に近い仕事をする。不整を踏んだときに、まず角が十分に丸められた感じのショックがあり、柔らかいそのショックで上屋が優しく持ち上がり、しかる後に元に戻る。ゆったりしたその動きの中で、いつのまにか路面不整は飲み込まれている。大径のタイヤとホイールを履いてバネ下はいかにも重そうだが、重そうに感じるだけで暴れることはない。実に見事で美しい所作である」

 このI.Q.の高い文章はどうだ、一流の自動車評論家は違う。気持ち悪い? と思っていたあの動きは「最上に近い」、「見事で美しい所作」なんだとは、つまりオレのほうが慣れろということね。しかし福野礼一郎、岡崎五朗に続いて沢村慎太郎もベタ褒めとは、どれだけすごいんだレンジローバー スポーツ。

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