SSブログ

トニー・ギャロパン、実力を証明する。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 トニー・ギャロパン、26歳フランス、ロット・ベリソル。7月14日の革命記念日、第10ステージで1日だけマイヨ・ジョーヌを着た男。「ロットのギャロパンなら問題ない」とニバリから譲られた格好のリーダージャージでも、第9ステージが終わって獲得が決まったときにはカメラの前で泣いた。第10ステージが終わって手放すことになったときは、悔し涙が出た。

 ツール・ド・フランス第11ステージ、ゴール前3㎞を過ぎた地点でギャロパンが単独アタック! いくらなんでも早過ぎると誰もが思ったが、追走集団ではクヴィアトコウスキーとマイケル・ロジャースがサガンの脚を警戒してお見合い状態。赤いジャージが逃げる逃げる、2㎞アーチを通過して、フラムルージュもそのまま通過、ぬおぉお〜! これはひょっとして…

 両手を挙げ、単独でゴールラインを通過したとき、もがく大集団はすぐ背後にまで迫っていた …なんとタイム差なし! 確かに譲られたジャージではあったけれど、マイヨ・ジョーヌを着るにふさわしい実力があることを自ら証明して見せた、しかも手放した翌ステージで。表彰台で笑顔のトニー・ギャロパン、今日は涙はなし。猛烈に感動した、素晴らしいステージだった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感