「貧乏」と「貧乏くさい」。

　夕べも今朝も頭痛なし。

　「貧乏」なのはまぁ、ある程度しょうがないとしても「貧乏くさい」のは×。なぜならそれは、センスの問題だから。

　四半世紀前のクルマにはまだ、ドリンクホルダーはついていなかった。だからといって、カー用品屋で買ったドリンクホルダーを後付けするのってビンボくさ！と当時の自分は思っていた。インテリアに調和しない、安っぽいグッズを愛車で使うなんて。ホルダーがないんだったら車内で飲まなきゃいいだけ、そのくらいのやせ我慢（？）しろよと。

　最近流行の「車中泊」、おおいに結構じゃないか。限られたスペースを工夫して、道の駅などを利用しながら安く旅行する、じつに素晴らしい。しかし、その趣味が高じて（？）、軽のキャンピングカーを買っちゃうセンスってのはドウよ。あれはどうにも貧乏くさくて見ていられない。

　↑思いつくまま２つ例を挙げてみたが、共通点を無理やりあれしてみると「本物に近づけようとはしているものの」「ハズしている」「易きに流れている」といったようなことか。プロ野球やJリーグ、J-POPが貧乏くさいのも、ここらへんのことなんじゃないか。

　なお、夕方のニュースの特集でたまにやる、スーパーの「詰め放題」。野菜ならまぁともかく、生肉や秋刀魚なんかがビニール袋にギッチギチに詰められている様子はオエッとなるのでチャンネルを変えるのだが、こうした企画に嬉々として赴く人々は「貧乏」なのか、それとも「貧乏くさい」のか。