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フランス期待の後継者現る。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第8ステージ、3級→2級とこなし、1級山岳モンテ・ド・ラ・コンブ・ド・レジア・レ・モリュンヌを登ったあと、12kmの平坦区間を経てゴール。レースはスタートからずっと逃げが決まらず、ようやく決まっても大人数の追走集団が形成され、これに追いつかれては分裂する忙しい展開。メイン集団は2分半前後でタイム差をキープ。

 リリアン・カルメジャーヌ、24歳、ディレクト・エネルジー。ネオプロの昨年、ブエルタ・エスパーニャでいきなりステージ優勝したとのことだが記憶にないなぁ… おなじフランス人の若手、ラトゥールの活躍に気を取られていたせいか。それはともかく残り16km、1級山岳の上りで先頭集団からカルメジャーヌが単独で抜け出した。下ハンを持ってグイグイ登っていく、メイン集団とのタイム差1分半は縮まるどころか開き気味、エナオモントーヤが引いているのにだ!

 山岳ポイントを通過して独走の平坦区間、しかしゴールまで残り5km地点でなんと脚がつる! 30秒後ろからヘーシンク(ロットNL)が追ってくるところ、ゴールまで保つのかその脚、実況:クリムラ・解説:狩野トモヤが大騒ぎ!

 ステージ優勝と、山岳賞および敢闘賞の3度表彰台に立ったカルメジャーヌ。7年前にシャヴァネルが勝ったコースで、残り2kmではヴォクレールのように舌をベロベロ、2人の大先輩の後継者にふさわしいパフォーマンス。

 通好みのシーンは

●残り28km地点、生まれた村を通過するヴュイエルモーズ(AG2R)がプロトンの前に出て沿道に手を振って挨拶

●エースのリッチー・ポートのマシンにトラブルが発生したもののチームカーが側にいない場合、アシストの8人とは身長差がありすぎてバイクを借りることができない問題へのBMCの対処方法:なかでも身長が低めのダニーロ・ウィスとアマエル・モワナールのシートポストにクイックレバーを装備、これを開くとリッチーにドンピシャの位置にサドルが下がるしくみであるとのこと(辻啓さんの電話レポート)

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