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ワウトとマチュー。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 第104回ロンド、残り40kmを過ぎてレース先頭はアラフィリップ、ファンアールト、ファンデルプールの3名、全員世界チャンピオン! 集団とのタイム差はわずか20数秒だが、このまま決まりそうな予感… がしていた34km地点で、アラフィリップが画面から消えた。リプレー映像を見てびっくり仰天、コース右端でスローダウンしていたオフィシャルのモトに、右肩から激しく追突。そのままリタイヤとなったが後刻、右手指2本の骨折が判明。また後報では、モトの運転手は元ベルギー警察の64歳、レース審判歴20年のベテラン。タイム差が20秒以上に開いたので、シマノのニュートラルバイクとともに最徐行して逃げ集団の後ろに下がろうとしていたとの由。

 ここからはワウトとマチューのマッチレース。シクロクロス時代の因縁については詳しくないが、なにしろ漫画に出てくるようなライバル同士の2人、「キング・オブ・クラシック」の最終局面で相まみえる! 最後のオーデクワレモントとパテルブルグ(←無観客なのが異様、今年限りでプリーズ)をアタックなしで消化して、後続とのタイム差は1分。国際映像に映るワウトの表情、一方のマチューはサングラスで伺い知ることはできないが、一瞬でも目を離したらヤられる緊迫感のままゴール前へ、う〜〜〜んシビれる!!

 フラムルージュ過ぎ、並びは前マチュー、後ワウト。残り200m過ぎからほぼ同時にスプリント開始、ゴールラインでハンドルを投げ合うが優勝はオランダチャンピオン、1986年の父アドリ・ファンデルプールと親子優勝はもちろん同レース史上初。



 ↑の直後、GCNの中継をジロ・デ・イタリア第15ステージに切り替えると、1級山岳の山頂ゴールまで10km地点。サンウェブのアシストが総合2位ケルデルマンを牽引、これに総合3位以下がついていけずに軒並みチギれていく展開。アルメイダも離されるが簡単には諦めず、10数秒の遅れで耐え続けるあたりはマリア・ローザ マジック!

 最終局面、レース先頭はケルデルマンとアシストのヒンドレー、ゲーガンハート(イネオス)の3名。ぜんぜん知らなかったジェイ・ヒンドレーはオーストラリアの24歳、チャック全開のジャージをなびかせ飛ぶようなダンシングで引く、引く、引く! この選手、今後要注目。

 ステージ優勝はスプリントのあるゲーガンハート、総合はアルメイダなんとか首位キープだが、2位:ケルデルマンが15秒差まで詰める。以下、3位:ヒンドレー(すごい! 前日10位からジャンプアップ、2分56秒)、4位:ゲーガンハート(2分57秒)、ここまで3分台。これで2回目の休息日だが… PCR検査の結果が大いに心配。
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