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ジロ、総合1・2位のタイム差0秒。

 夕べも今朝も頭痛なし。

<ジロ・デ・イタリア第20ステージ>

 コロナの影響でフランス入国不可となり、セストリエーレ峠を3回登るコースに変更。

 2回目のセストリエーレの登り、メイン集団ではローハン・デニスがゲーガンハートを連れてペースアップ。ヒンドレーがこれに付くものの、かんじんのケルデルマンが遅れてしまうのは第18ステージと同じ展開。これでマリア・ローザはバーチャルでヒンドレーだが、前でケルデルマンを待つ大義名分から付き位置が許されるのも一昨日と同様。ただし翌日のTTはゲーガンハートのほうに分があるとすれば、このステージでタイム差を広げる動きに出るか。

 ローハン・デニスといえば昨年のツールを意味不明の途中リタイヤ、バーレーン・メリダをシーズン中に辞めるなど、TTは最強だがクソ生意気でわがままな選手のイメージ。しかし、チームのためアシストに徹する今大会、イネオスに移籍して変わったのか。平地ならともかく山岳でもこれほど仕事ができるとは、まさに確変進化中。

 セストリエーレ3回目、ゴールまで残り9kmで逃げをぜんぶ吸収しレース先頭に出た3人、ケルデルマングループは1分半後ろ。直後の中間スプリントポイントをヒンドレーが取りに行き、ゲーガンハート2位通過、これで2人のタイム差は1秒開く。

 残り6km、ゲーガンハートきつくなったのか位置を下げ、並びが変わってデニス→ヒンドレー→ゲーガンハート。3km手前でヒンドレーがアタック一発、2.5kmでもう一発、ここでデニスが終了して若手2人サシの勝負… かと思ったら1.7kmで戻ってくるとは漢デニス、本日の敢闘賞を授けたい! ステージ優勝はゲーガンハート、25秒遅れて3位入線しながらガッツポーズのデニスに涙。

 前日終了時点での2位:ヒンドレーと3位:ゲーガンハートの総合タイム差は3秒。今ステージ、中間スプリントPで前者マイナス1秒、ゴールで後者マイナス4秒ということはちょうーどタイム差0秒、そんなことがあるのかよ! 規定からマリア・ローザはヒンドレーが獲得。以下、総合3位:ケルデルマン(1分32秒)、4位:ビルバオ(2分51秒)、5位:アルメイダ(3分14秒)。

 最終日、ドゥオーモ前にゴールする15.7kmのTT、夜間外出禁止中のミラノはいったいどうなっているのか? TT不得意と言われているヒンドレーだが、マリア・ローザを着て走るとなるとわからない。なお、ケルデルマンが表彰台から脱落しないか大いに心配。


<ブエルタ・ア・エスパーニャ第5ステージ>

 後半に2級→3級→2級を越え、下ってゴール。逃げはギョーム・マルタン(コフィディス)、ティム・ウェレンス(ロット・ソウダル)、ティメン・アレンスマン(オランダ、サンウェブ)の3名、これが容認されタイム差3分でフラムルージュに。弱冠20歳のアレンスマンがここで仕掛けるがさすがに早過ぎ、というかゴール前はけっこう登ってる! 最後はウェレンスが踏み込んでステージ優勝、昨日のダン・マーティンといい、この人の勝利もなんだか久しぶり。

 メイン集団のゴール前、最終右コーナーでログリッチェの後輪にハスッたホセ・ロハス(モビスター)が落車、これに総合2位:ダン・マーティンが巻き込まれたことで、レース終了後なかなか総合リザルトが出ない。結局、メイン集団全体が先頭でゴールしたログリッチェと同タイム扱いになり、タイム差はつかず。

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