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ジロ第9ステージ、J SPORTSサイクルロードレース中継史上ワースト実況。

 夕べも今朝も頭痛なし。
 
 ジロ・デ・イタリア第9ステージ、キャンティの葡萄畑を走る約50kmの個人T.T.。

 エース級が出走する後半は雨に見舞われたため、早めに走ったロット NL ユンボのプリモシュ・ログリッチェが長くホットシートに座り続ける。第1ステージのT.T.で、1/100秒差でトム・デュムランの2位に泣いた選手。

 実況:別府兄、解説:マッサー中野氏とも、T.T.がそれほど得意でないブランビッラがマリア・ローザを手放す、ハナからその前提で。最有力のラスマイ走者、総合23秒遅れのザッカリンがコース途中で落車&バイク交換、集中力を完全になくしてズブズブになったことで、ログリッチェの45秒遅れでステージ6位のボブ・ユンゲルスが暫定のマリア・ローザをほぼ手中に。だからといってブランビッラのターゲットタイムをアナウンスしないのはドウなんだ別府兄、あげく「ユンゲルスってクイックステップか! じゃあマリア・ローザはチーム内移動なんですね」って貴様シロウトかよ! そしてブランビッラがゴールすると、1秒差でジャージをキープしたことをマッサー中野がようやく気付く始末… J SPORTSサイクルロードレース中継史上ワーストの実況となった。

 それにしても、表彰台のブランビッラが醸し出す王者の風格はどうだ。昨日はカメラマンの要求に応えてポーズをとるのに、ステージ優勝の緑のぬいぐるみをジャマだとばかりに投げ捨てていた男が、今日はASTORIAのロゴをきちんと正面に向ける気遣いも。たった一日でこれほど変わる/変えるとは、リーダージャージの威力恐るべし。

 ステージ優勝は見事ログリッチェ、総合は5位・ニバリ(53秒)、6位・バルベルデ(55秒)、そしてトム・デュムランが58秒遅れの総合7位まで戻してきた。なお、ステージ4位に終わったカンチェラーラはこれをもってリタイヤ。そしてこの日、マルセル・キッテルがDNS。クイックステップのサイトによれば「今年前半戦の疲れを癒し、後半戦に備えるため」と意味不明の言い訳が笑えるが、まぁ予定通りということか。

 そして忘れちゃいけない、今日から始まったツアー・オブ・カリフォルニア。カヴ、クリストフ、ボーネン、コカール、そして怪我から復帰したデゲンコルブら一流スプリンターが軒並み参戦している中、第1ステージのゴールスプリントはなぜか彼らが一様に伸びてこない。先に抜けたのはウィッパート(キャノンデール)とフルーネウェーヘン(ロット NL)の2人だが、これを交わしての優勝はディフェンディング・チャンピオンのサガン、さらに髪が伸びている!

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