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ブランビッラの男気、ロードレースの真髄。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ジロ・デ・イタリア第10ステージ、1級山岳ピアン・デル・ファルコ峠を登って下り、最後は3級の山頂ゴール。

 その1級山岳の登りで、集団からブランビッラが遅れた。山頂通過後の下りでなんとか追いついたマリア・ローザ、集団を果敢に飛び出して30秒ほど先を行くアマドール(モビスター、32秒遅れの総合3位)を「先頭に立って自ら追いかけ」、しかし最後の3級の登りで脚がいっぱいになって「ついに諦めた」との実況・解説だがサッシャ&飯島氏、キミらの目はフシ穴か! そうじゃあないだろう?!

  ブランビッラにしたら1級山岳で遅れたときに、オレの脚は最後まで保たないと悟ったのだ。だったらこのマリア・ローザはチームメイトのボブ・ユンゲルス(1秒遅れの総合2位)に託すと、そのために行けるところまでユンゲルスを引くんだと。自分のリーダージャージを守りたいんであれば、若いユンゲルスに引かせるのが普通。それが逆の並びだったことをもってして、瞬時にブランビッラの男気に感じ入って涙しないやつは見る資格なし、これすなわちロードレースの真髄。

 ステージを制したのは、1級山岳のダウンヒルで逃げ集団から飛び出したチッコーネ(バルディアーニCSF)、なんと21歳のネオプロ! 総合はブランビッラの献身の甲斐あって、アマドールの4秒遅れでゴールしたことで見事ユンゲルスがマリア・ローザ獲得。総合2位:アマドール(26秒)、3位:バルベルデ(50秒)、5位:ニバリ(52秒)。

 それにしても、体調不良でランダがリタイヤ、デュムランは股のおできが痛いとくれば、これはいよいよバルベルデ vs ニバリの構図に。ただその場合、どちらががんばるかというよりも、バルベルデが何かやらかさないかが心配で。
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