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ボニファツィオの不運。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第11ステージ、平坦。横一線でゴールを通過したユワンとフルーネウェーヘンの後ろで、ハンドルをバンバン叩きながら悔しがるニッコーロ・ボニファツィオ(トタル・ディレクトエレルジー)、流れ込んでステージ12位。じつはこのとき、フェンスを越えてコース上に差し出された観客のスマホと接触していたことが判明。

 ようやくポケット・ロケットがステージを獲り、今大会はここまで毎ステージ異なる選手が勝っている、じつに面白い展開。本日から、いよいよピレネーに突入!

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最低の新聞社。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 毎晩、ツールは午後9時の放送開始から1時間ほど見て、あとは翌朝に録画を。でないと確実にヤラれるし、今年はアメリカ旅行を控えているので、例年にも増して体調には気をつけていかなければならない。

 で、昨日の朝。スマホで「アサヒ・コム」にアクセスし、一般的なニュースをチェックしていたところ「ファンアールトが第10S制す」の見出しが飛び込んできてNooooooooooo! そもそも我が国のメディアはまずもって自転車レースを報じないが、さすがにツール・ド・フランスとなると万が一ということもあろうかと。そこで、左巻きでI.Q.低く、庶民に寄り添う振りだけで、難関大学合格者数ランキングと病院別手術数ランキングを毎年詳報する最低の新聞社なら大丈夫だろうと念には念を入れたのに!

 しかも本文は

「世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスは15日、サンフルールからアルビまでの第10ステージ(217・5キロ)が行われ、ワウト・ファンアールト(ベルギー)が4時間49分39秒で制した。総合はジュリアン・アラフィリップ(フランス)が首位を守った。(共同)」

 …共同通信の配信そのまま、あんなにいろんなことがあったステージなのに上っ面のこれだけって、だったら載せるなバカヤロウ!

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ワウト・ファンアールト、ツール初ステージ優勝。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第10ステージ、逃げ6名。なんでもないと思われた平坦基調のステージだが、残り35kmあたりからクイックステップ、イネオス、サンウェブ、ボーラあたりがメイン集団先頭でギャインギャインに引き始めたのは… 横風! ブチブチに寸断されたプロトン、後ろにはピノー、リッチー、フグルサング、ウラン、チッコーネらが取り残される。

 逃げを吸収したメイン集団がゴール前に差し掛かる、慌ただしいレース展開にスプリンターは誰が残っているのかよくわからない。残り400m、並びはサンウェブのアシスト2枚、マイケル・マシューズ、ユワン、コロブレッリ、サガン、ユンボの黄色いジャージ、リケーゼ、ヴィヴィアーニ、トレンティン、クリストフの順。1枚外れた残り250m、最終発射台セース・ボルの後ろでタイミングを伺うマシューズだが、その左へいち早く飛び出したユンボの選手は誰なんだ? グングングングン加速する、その番手にヴィヴィアーニが入り、マシューズの背後から右に飛び出したユワンが伸びてくるが… 最後はユンボとヴィヴィアーニのハンドルの投げ合い!

 ついに来たワウト・ファンアールト、最終局面に残っていたとは! アシストなしの単独で、他の誰よりも早くスリップから離脱、自身で空気抵抗を受けながら正味250mのスプリント。空撮映像では、街路樹の枝葉が邪魔で見づらいのだが、一旦ヴィヴィアーニにかわされたのを最後の最後で差し返したようにも見えるのが鳥肌もんである。

 ピノーを含む第2集団は1分40秒遅れ、前日総合4位だったジョージ・ベネットに至っては9分以上遅れてゴール。この結果、総合順位は大きく動いた。首位をキープしたアラフィリップ以下、2位:ゲラント・トーマス(1分12秒)、3位:ベルナル(1分16秒)、4位:クライスヴァイク(1分27秒)、5位:ブッフマン(ボーラ、1分45秒)、6位:エンリク・マス(クイックステップ、1分46秒)、7位:アダム・イェーツ(1分47秒)、8位:キンタナ(2分4秒)、9位:ダン・マーティン(2分9秒)、10位:チッコーネ(2分32秒)。新人賞ジャージはチッコーネからベルナルに移った。

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芋掘り。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 いったいいつから太陽を見ていないのか、毎日の好天がうらやましいツール・ド・フランス第9ステージ。15名の逃げとプロトンとのタイム差は近年めずらしい10分以上、前と後ろは別々のレース。逃げ集団から最終局面に残ったのはダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)とティシュ・ベノート(ロット・ソウダル)、インピーを前に出してタイミングを伺い、ゴール前残り200mで踏み込んだベノートだが、そこはあっさり差し返されてインピーがステージ優勝。

●これが初優勝のインピーだが、マイヨ・ジョーヌの着用経験はあるという珍しいパターン(2013年大会、第6〜7ステージ)。第4ステージのチームT.T.でオリカ・グリーンエッジが優勝し、リーダージャージを獲得したサイモン・ゲランスと同タイムの総合2位に。ゴールスプリントでグライペルが勝った第6ステージ、ゲランスを含んで流れ込んだ集団(←先頭はエヴァンス!)がタイム差5秒を取られたことで、インピーにマイヨが移った

●インタビューで「南アフリカの選手は2007年以来勝ってない」と言うので逆に、勝ったのって誰だっけ? と調べたらロバート・ハンターだよそうだった! 山岳王になったマウリシオ・ソレルと同じバルロワールド所属。ラスムッセンが途中解雇され、コンタドールが初優勝したのが2007年大会

●最終列車に乗ろうと飛び出したルイ・コスタ(UAE)、あとちょっとで逃げ集団に追いつきそうなところでチームカーに制止され、ファッキュー・ポーズが国際映像に繰り返し映る。吸収される際には集団先頭を引いていたモルコフ(クイックステップ)に「ハイ、お疲れさ〜ん!」と半笑いで言われ、「うるせぇバーカ!」とブチ切れ(注:元世界チャンピオンは32歳、34歳のモルコフのほうが先輩)

●クリムラさんによる「芋掘り」の解説に対し、原語は「chasser patate」(シャス・パタ、追う・芋)、「追走中に食べた(芋の)補給食が消化不良でもたれてしまい、なかなか逃げに追いつけない中途半端な状態」であるとの情報提供あり。本件「いもほり」ではなく「いもたれ」に改めるとの結論に納得

●チッコーネの鼻がじつに立派で、ピエリック・フェドリゴ(元ブイグ・テレコム他、ツール4勝)を思い出すほど。あだ名は"geco d'Abruzzo"(アブルッツォのヤモリ)、なるほど

●ロット・ソウダルのツィートの画像。チームバスの後部に、バイクにまたがって後ろを振り返るデヘントがペイントされているのにシビれた… 追いつけるもんなら追いついてみな!

●前日の第8ステージに続き、沿道に「悪魔おじさん」発見。お元気そうでなによりだが、元気すぎるのでクローンかもしれない
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トーマス・デヘント、伝説の逃げ切り勝利。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 かつてインタビュアーに「どうしていつも上手く逃げに乗れるんですか」と問われ、「逃げに乗ってるんじゃない、オレが逃げを作ってるんだ」と答えた男。とんでもないことが起こったツール・ド・フランス第8ステージ、スタートからゴールまで200kmぜんぶを逃げ切るなんて!

 2級→2級→2級→3級→2級→2級→3級(ボーナスタイムポイント)とアップダウンが続くアルデンヌ・クラシックのようなコース、逃げ集団はデヘント(ロット・ソウダル)、デマルキ(CCC)、ベンジャミン・キング(ディメンションデータ)、テルプストラ(ディレクトエネルジー)の4名、メイン集団とのタイム差は3分台。5つ目の2級山岳でキングとテルプストラが脱落、最後の3級の登り口でデマルキを引き離して独走に持ち込んだデヘント、7つの山岳ポイントを全て1位通過して12km先のゴールに向かう。

 その3級の山頂手前、プロトンからはアラフィリップがアターック! リーダージャージ奪還を狙ってここで攻撃に出ることはわかっていても、あまりのキレにチッコーネ反応できない! ついていけたのはピノーだけ、この2名の追走はデヘントから30秒遅れて山頂を越える、2位通過のアラフィリップはボーナスタイム5秒を獲得してマイヨ・ジョーヌまであと1秒!

 しかしこの日のデヘントはまったくタレない、2対1なのにゴールまで逃げ切ってしまうとは! 6秒遅れて2人のフランス人、26秒遅れてメイン集団がフィニッシュ。3位ゴール4秒のボーナスタイムも加え、チッコーネに23秒の差をつけてアラフィリップが再び総合首位に。ピノーは総合順位を3位に上げ(53秒)、4位:ジョージ・ベネット(1分10秒)、5位:ゲラント・トーマス(1分12秒)、6位:ベルナル(1分16秒)。

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ブルトガング、立てなくなる。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 POG指名馬ブルトガング(2歳牡、ディープインパクト×タピッツフライ、グランアレグリアの全弟)が安楽死処置。クラブのレポートによると7日(日)昼過ぎから立てなくなり、厩で横になったまま起き上がることができず、9日(火)朝に予後不良の診断が下されたとのこと。頚椎狭窄による腰萎(ようい)である可能性が高いとの由。デビュー戦を見事勝利し、今後の活躍が期待されていたところだが、こんなことがあるとはなぁ。総額1億5千万円、一口は375万円だが、2歳時の死亡保険金は募集価格の100%とのこと。


 ツール・ド・フランス第7ステージ、前半に4級→3級→4級をこなし、後半は平坦。ゴール前スプリントはクイックステップ・トレインがランパルト→モルコフ→リケーゼときてヴィヴィアーニを発射。これを番手からサガンが抜き去るところ、その右からユアン、左からフルーネウェーヘンが追い上げる。最後はハンドルの投げ合いで、ユアンをリム差おさえてフルーネウェーヘンがステージ優勝、じつにいいスプリントだった!

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マイヨ・ジョーヌ、ジロ山岳王に移る。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第6ステージ、今大会初の本格山岳コース。1級→3級→2級→1級→3級→2級(ボーナスタイムポイント)と越え、1級山岳ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユの山頂フィニッシュ。

 最終局面に残った逃げはチッコーネ(トレック、1分43秒差の総合42位)、トゥーンス(バーレーン・メリダ)、ウェレンス、ムーリッセ(水瓶座)の4人。残り7km、最後の1級の麓でメイン集団とのタイム差は4分。

 ゴール前1kmは未舗装の最大勾配24%、最後は脚が止まったチッコーネをおさえてトゥーンスがステージ優勝。プロトンではモビスターの牽引からランダが飛び出したり、ゴデュが先頭に出てピノーの発射態勢を整えたりの動きから、リーダージャージを守りたいアラフィリップがフラムルージュでアタック! しかしステージ6位のフィニッシュタイムは6秒およばず、マイヨ・ジョーヌはチッコーネに移る。

 そのアラフィップを追い、最後かわしてステージ4位と5位でゴールしたGとピノーは調子がよさそう。一方、この日タイムを落としたのはニバリとバルデ。総合順位は3位:トゥーンス(32秒)、4位:ジョージ・ベネット(ユンボ・ヴィズマ、47秒)、5位:ゲラント・トーマス(49秒)、6位:ベルナル(53秒)、7位:ピノー(58秒)、ここまで1分。

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マイレージ。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 今度のアメリカ旅行はJAL。むか〜しむかしに作ったマイレージカードを見つけ出し、これに家族5人分のマイレージをまとめてあれしようとしたら、できませんと。そもそもマイレージの登録は個人銘々であって、使う段で家族間で合算できることとは話が別だという… ちっ。JALなんてもう2度と乗らないから妻子のカードを作るのも面倒、ネーカーはオレが出すんだからマイレージもぜんぶまとめてオレに、と思ったのに融通がきかないな!

 ツール・ド・フランス第5ステージ、3級→2級→2級→3級とこなし、下って平坦ゴール。逃げ集団は4名、山岳ジャージをキープしたいティム・ウェレンスと、サイモン・クラーク(EF)、シュミット(カチューシャ)、スクインシュ(トレック)の4名。プロトンの牽引はクイックステップだけでなく、サガンを勝たせたいボーラとマイケル・マシューズで勝負したいサンウェブが積極的に加わって、タイム差は1分台で推移。

 ゴールスプリントはサガンの圧勝、う〜ん強すぎる!

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佐々木譲「真夏の雷管」(ハルキ文庫)。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 本日、鍼灸治療。帰りに本屋に寄ったら、佐々木譲の道警シリーズ最新刊の文庫が出ていたので即購入。表紙をめくると札幌の地図で関係先がわかりやすく示されているのは、東直己:ススキノ<俺>シリーズに倣った格好でオッケー。

 ツール・ド・フランス第4ステージ、平坦。ゴール前スプリントでのクイックステップのトレインは完璧だった、並びはマイヨ・ジョーヌ→モルコフ→リケーゼときて、そこから発射したヴィヴィアーニ。番手からクリストフ、ユワン、サガンらが左右に分かれて追い上げるが、並ばせることなく見事ステージ優勝。

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アラフィリップ、ついにマイヨ・ジョーヌを獲得。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 ツール・ド・フランス第3ステージ、平坦基調だが終盤の勝負所はシャンパーニュ地方、ブドウ畑の丘陵地帯で4級→3級→3級→3級と越え、ゴール前も登り基調でフィニッシュ。

 スタート直後に形成された逃げ集団はティム・ウェレンス(ロット・ソウダル)とプロコンチネンタルチーム4人の合計5名、集団とのタイム差は2分台で推移。しかし最初の4級の手前、残り48km地点でウェレンスが単独で加速すると、残り4人はあっさり置いていかれた。追走となったこの4人(全員フランス人)、次の3級の手前でメイン集団に吸収されるところでヨアン・オフルド(ワンティ)が互いの健闘を讃えて拳を合わせにいくが、君たちそこらへんがプロコンなんだよ、ウェレンスにチギられておいてそれは恥ずかしいだろう!

 3つの山岳を単独先頭で通過して、最後の3級に挑むウェレンス、ここは今大会から設定されたボーナスタイムポイント(1位:8秒、2位:5秒、3位:2秒)。山頂手前の残り16km地点、プロトンからアラフィリップが単独アターック! 抜群のキレは反応しかけたベルナルがやっぱりヤメるほど、山頂はウェレンスに譲って2位通過、そこから渾身のダウンヒル!

 しつこいようだが、ツール初出場の2016年大会第2ステージ。登り勾配のゴール前でサガンをかわしてがつーんと突き抜け、これはキマッた! と思いきや、世界チャンピオンに差し返されて2位。←しかもサガンはこのとき、前にまだ2人の選手が逃げていると思っていた。3位入線のつもりの男にステージ優勝とマイヨ・ジョーヌをさらわれる、ちょっと思いつかないほどのショッキングな事件から3年。集団に26秒の差をつけ独走でステージ優勝、3級2位通過の5秒+ゴールで10秒のボーナスタイムも加わって、見事に初のマイヨ・ジョーヌを獲得。以下、総合は2位:ファンアールト(20秒)、3位:クライスヴァイク(25秒)、5位:ベルナル(40秒)、6位:ゲラント・トーマス(45秒)。

 山岳ジャージと敢闘賞を獲得したウェレンス、なんと最後の3級の麓でパンクしていたとのこと。山頂通過後すぐにバイクを下りたのはニュートラル・サポートを待つためだった。サガンはステージ5位でフィニッシュ、マイヨ・ヴェール争いで順調にポイントを積み上げ中。

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