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トーマス・デヘント、伝説の逃げ切り勝利。

 夕べも今朝も頭痛なし。

 かつてインタビュアーに「どうしていつも上手く逃げに乗れるんですか」と問われ、「逃げに乗ってるんじゃない、オレが逃げを作ってるんだ」と答えた男。とんでもないことが起こったツール・ド・フランス第8ステージ、スタートからゴールまで200kmぜんぶを逃げ切るなんて!

 2級→2級→2級→3級→2級→2級→3級(ボーナスタイムポイント)とアップダウンが続くアルデンヌ・クラシックのようなコース、逃げ集団はデヘント(ロット・ソウダル)、デマルキ(CCC)、ベンジャミン・キング(ディメンションデータ)、テルプストラ(ディレクトエネルジー)の4名、メイン集団とのタイム差は3分台。5つ目の2級山岳でキングとテルプストラが脱落、最後の3級の登り口でデマルキを引き離して独走に持ち込んだデヘント、7つの山岳ポイントを全て1位通過して12km先のゴールに向かう。

 その3級の山頂手前、プロトンからはアラフィリップがアターック! リーダージャージ奪還を狙ってここで攻撃に出ることはわかっていても、あまりのキレにチッコーネ反応できない! ついていけたのはピノーだけ、この2名の追走はデヘントから30秒遅れて山頂を越える、2位通過のアラフィリップはボーナスタイム5秒を獲得してマイヨ・ジョーヌまであと1秒!

 しかしこの日のデヘントはまったくタレない、2対1なのにゴールまで逃げ切ってしまうとは! 6秒遅れて2人のフランス人、26秒遅れてメイン集団がフィニッシュ。3位ゴール4秒のボーナスタイムも加え、チッコーネに23秒の差をつけてアラフィリップが再び総合首位に。ピノーは総合順位を3位に上げ(53秒)、4位:ジョージ・ベネット(1分10秒)、5位:ゲラント・トーマス(1分12秒)、6位:ベルナル(1分16秒)。

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